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ポールジロー熟成年数別テイスティングと評価

先日2016年11月27日(日)に開催されたコニャックセミナー「コニャックの神髄を極める(その2)」にてポールジローの熟成年数別コニャックをテイスティングする機会があったので、その評価をメモとして残しておこうと思います。

テイスティングしたのは次のラインナップ。

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写真右から順に

それでは1本ずつ(私の主観的な)評価を見ていきましょう。

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ポール・ジロー La Bonne Chauffe 2006 未貯蔵

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以前私が飲んだ「ポールジロー0年」に近いもの。蒸留したてのオードヴィーをほぼそのままボトリングしたものです。熟成年数は0年なので、正確な定義上は「コニャック」ではありません。なかなか通販では手に入らない貴重なボトル。

以前私が飲んだのはアルコール度数70%でしたが、こちらは56%。このオードヴィードヴァンは2006年からの出荷で2007年まではアルコール度数50度に加水していましたが、2008年からは蒸留したまま加水なしの71度での出荷となったようです。

無色透明に見えますが、実はほんのわずかに色がついています。蒸留してから瓶詰めまで20日の期間があり、その間樽に入っていたためです。

いやー、それでも原酒のパンチが凄まじいです。

香りはかなり強めのブドウ。いや、干しブドウっぽい。飲んだ瞬間にカーッと喉にきます。ストレートにアルコールの刺激が喉に刺さります。ポールジローさんがある意味「お楽しみ」的に作ったボトルですが、私は1口2口で十分かな・・・。

ポール・ジロー Vieille Reserve(ヴェイユ・レゼルヴ) 15年

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ポールジローの15年熟成Vieille Reserve(ヴェイユ・レゼルヴ) です。値段も1万円以下で手に入るので、ポールジロー入門としてはもってこいのコニャックではないでしょうか。

若々しい風味が特徴的です。

ヴェイユ・レゼルヴにはヴェイユ・レゼルヴの良さがあります。ただ、若いだけあり、アルコールっぽさが愚直に伝わってきます。まろやかさという点では後述するトレラールやヘリテージには遠く及びません。(まぁそりゃそうか)

また、平行輸入品だと、同じくらいの値段で25年熟成のポールジロー エクストラ・ヴィユー が買えてしまうので、まだ手に入るうちはそっちの方がコスパいいかも。

ポール・ジロー Tre Rare(トレ・ラール) 35年

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ある意味ポールジロー真骨頂であるTre Rare(トレ・ラール) 35年。

主観的な表現ですが「口のなかに広がるまろやかさ」という意味では50年(ヘリテージ)よりこの35年の方が優っていると思います。

香りはやや草っぽい独特の香り立ち。この草っぽさは他の25年でも50年(ヘリテージ)でも持っておらず、35年にしかない特徴だと思います。

参考記事
ポールジロー トレラール35年の魅力と評価

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ポール・ジロー Heritage(ヘリテージ) 50年

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ポールジローの完成形Heritage(ヘリテージ) 50年 です。

香り、味わい、どれをとっても一級品。

35年との大きな違いはパンチの強さと香りの残りやすさ。こちらのHeritage(ヘリテージ)50年の方がグランドシャンパーニュ独特のパンチの強さを味わうことができます。

また、飲んだ後に口の中に残る余韻、所謂「ランシオ香」においてはこちらの50年の方が圧倒的に感じることができます。

ただ、感じ方は人によって違うかもしれませんが、単純な「まろやかさ」という意味では35年のほうが飲みやすいかもしれません。まろやかさを求めるなら35年。パンチの強さと余韻を求めるならこちらのHeritage(ヘリテージ)50年でしょう。

しかし、毎年価格が値上がりしてますな。。。2年前までは27,000円くらいで手に入ったのに、今では余裕で30,000円を超えてきます。この価格で買えるのも今のうちかもしれません。。。

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ポール・ジロー Tresor du Paradis(トレ・ド・パラディ) 1959年

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おそらく今では入手不可なレア物コニャック。私も今回初めて飲みました。

特徴としては、ビックリするくらい甘い(と感じる)。口に含んだ瞬間のブドウの甘みと香りの広がり方が圧倒的です。Heritage(ヘリテージ)50年を凌駕しています。

このTresor du Paradis(トレ・ド・パラディ)1959年、今となっては流通しておらず、一般的には入手困難である事が悔やまれます。。。1962年のTresor du Paradis(トレ・ド・パラディ)であればたまに見かけるんですけどね。。

年代別テイスティングは面白い

同じブランドで熟成年数別にテイスティングすると、本当に面白いですね。ポールジローは元来50年熟成を目標にコニャックの熟成を進めていますが、その過程や風味の変化がここまで顕著に現れるのには驚きです。

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今回の個人的ベストコニャックは・・・うーん、ポール・ジロー Tresor du Paradis(トレ・ド・パラディ) 1959年が圧倒的に美味しかったのですが、「入手可能」な条件を考えると、やっぱHeritage(ヘリテージ) 50年かなぁ。
また、初めてポールジローの上位カテゴリを買ってみよう!という方はVieille Reserve(ヴェイユ・レゼルヴ) 15年→Heritage(ヘリテージ)50年の順で試してみると味の変化の違いを大いに楽しめると思います。

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