それでは改めて簡単に今回のコニャック達を見ていきましょう。
カミュ ボルドリー XO
100%ボルドリ産のコニャックとして最も市場に流通しているのは恐らくこのカミュ ボルドリー XO
。
カミュは現在もボルドリ地区に180ヘクタールの自社畑を持っていますが、その自社畑で採れたブドウを活かして作ろう!というのがきっかけでカミュが満を持して発売したボルドリコニャックです。
大手にはめずらしいシングルクリュ(一つの畑)から作られたコニャックです。
他の2つに比べると見劣りしがちですが、実は結構な実力をもったコニャックで、決して引けを取りません。
デュカイ トレ ヴィエイユ ボルドリ
デュカイが出す限定コニャック。生産ボトル600本のうちの一つです。日本語表記だと「トレヴィ―ユ」だったり「トレ ヴィエイユ」だったりとマチマチ。
今回3つの中で一番高価だった(笑)
デュカイを取り扱っている会社はブラスタッドティフォン社ですが、同社がボルドリの厳選したブドウ農家から購入したシングルカスクのボルドリコニャック。
熟成年数は60年越えらしい。
今回飲み比べの大本命。果たして、その実力やいかに・・・。
某八重洲地下にある有名酒屋さん(リカーズハ〇ガワ)で購入したのですが、常に在庫1本分くらいしか置いてないらしく、1本買うとすぐに在庫切れになって、再入荷待ちという状態です。
→最新の在庫はコチラからご確認下さい。
てか600本かぁ・・・開けるの勿体ないなぁ。
ちなみに私が購入したボトルのロットは489 / 600でした。
デュカイは「デュカイVSOP」とか「デュカイXO」はかなりリーズナブルなのですが、限定品となると一気に値が上がります。。。なお、日本の輸入販売元はスコッチモルト販売株式会社です。
デュピュイ(DUPUY) 1971ボルドリ(1971~2011年)
さてさて来ました。みんな大好きDUPUY(デュピュイ)様。
日本語表記が「デュピュイ」なのか「ドゥピュイ」なのか相変わらずハッキリしない感じですが。
このドゥピュイ1971を買うのは実は2本目。大好きですこのビンテージシリーズ。
国内流通分のデュピュイのヴィンテージシリーズは大体制覇しましたが、特に自分の中では1989年(グランドシャンパーニュ産ヴィンテージ)と、この1971年(ボルドリ産ヴィンテージ)の評価が非常に高いです。
ただ、悲しいことに・・・・特に1989年グランドシャンパーニュの方は2017年10月現在、もう流通していない可能性が高く、どちらもなかなか入手困難ですが・・・。
→デュピュイのメーカー特集はコチラの記事
1971年ボルドリは1971年蒸留で2011年3月28日ボトリングとなっています。
このデュピュイヴィンテージの輸入販売元NOZOMI商会のアドバイザーでもあり、日本唯一のコニャックエデュケイターでもある、鯉沼氏によると、同じ1971年でも樽によって味もちょっと違うので、飲み比べてみると面白いとのこと。(←そんな贅沢な選択肢はなかなか出来ない)
世間的な評価もかなり高いブランドですが、果たして今回1971年ボルドリと他の2本を飲み比べるとどのような新しい特徴が見えてくるのでしょうか。
うーん、楽しみ。
こちらもすぐに在庫切れを起こすので、最新の在庫と価格はコチラから要チェック。