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おすすめブランデーグラスの選び方

ブランデーを楽しむにあたり、最も重要な要素の一つがグラスの選び方です。
ブランデーを入門される方も、どのグラスが最適か知っておいたほうがよいと思います。

細いグラス?広いグラス?

ブランデーグラスといえば、映画や漫画に出てくるような口がひろく手の平で回せるようなグラスをイメージする方もおおいのではないでしょうか?

胴太グラス

一昔前のブランデーグラスはこのような胴が大きく、脚(ステム)が短い形をしています。

しかし、こちらの記事でも書いたように、今やこのような胴の広いバルーン型のグラスでブランデーを手のひらで温めるような所作はあまり良しとされません。空気に触れる表面積が大きかったり、体温で温めてしまうことでアルコールの揮発性を余分に強くしてしまい、ブランデー本来のアロマを活かすことが出来ないということが明らかになったからです。
当サイトでブランデー用のグラスとしておすすめするのは次の特徴を持ったグラスです。

  • グラスサイズが小さい
  • 一旦ボウルがくびれている
  • リム(グラスのふち)が外側に広がっている

なぜこの3点が重要なのか、ポイントを見ていきましょう。ちなみに、この内容は私の独断ではなく、リーデル社のグラスエデュケーター(つまりグラスの専門家)の方に聞いた内容なので自信をもってお伝えできます。

チューリップグラス

ポイント1. グラスサイズが小さい

まずグラスが小さいということで、ボウル内のアルコールの揮発を抑制します。それにより、アルコール40度もあるブランデーのアルコールの刺激を必要以上に感じさせず、優しく感じやすくなります。

ポイント2. ボウルがくびれている

この「一旦くびれる」というのが味わいにおいてとても重要です。

このくびれ形状によって、適量注いだブランデー(ボウルの最大径部よりも5mm~10mmほど下の位置まで注ぐ)を口に含むためには、グラスをある程度深く傾ける必要があります。
グラスを傾けて行くと、くびれの部分が邪魔になり、ブランデーがそのまま一気に流れ出すのを妨げまず。ブランデー側から見ると、くびれの部分が小高い丘になり、乗り越えなければいけないということです。

この小高い丘(くびれ)を越えるためには、グラスをさらに深く傾け、このグラスからブランデーを口に含むときの顔の角度が、かなり上向きとなる必要があります。
(グラスの縁が鼻につっかえてしまいますので、ある程度以上グラスを傾けるには、必ず顔を持ち上げなければなりません)

この「顔が上を向いた状態」では、口中の舌も「舌先上がり」、舌先がブランデーを迎えに行っている状態となります。これによって、ブランデーは舌の先端部に導かれやすくなり、ブランデーは一旦舌先でホールドされます。
この「舌先上がりの状態」「舌先でコニャックがホールドされた状態」は、ブランデーから見て、滑り台を滑り落ちようとしている状態でもあり、 舌先で一旦止まった後は、舌の中央付近だけをストレートに流れて行きやすくなります。

角度

舌の上で広がりにくいということは、舌の上で広がった場合に比べて、舌の上でブランデーを感じる面積が狭い、舌の体温がブランデーに伝わりにくい、ということでもあり、次のような効果があります。
1) アルコールの刺激を感じる面積が狭い
2) ブランデーに直接体温が伝わりにくく、アルコールの揮発を抑えられやすい

ポイント3. リム(グラスのふち)が外側に広がっている

リムが外側に広がっていることで、小さなボウル内で立ち上ってくる香り成分を、最後の最後で優しく広げてくれます。それによりアルコールの刺激を優しく感じやすくなります。

このリムの広がりという点においては、ブランデーの熟成具合によって広がっているグラスの方がよい場合と、ふちが広がっていないほうがよい場合があります。XOやそれ以上クラスのブランデーの場合、十分に熟成されているので、リムに広がりを持たせない卵型のグラスで飲んでも優しい香り立ちになります。しかしVSOPやそれ以下の熟成年数が低いブランデーの場合はリムが広がっていたほうが優しい香り立ちになるようです。

ただ、これは個人的な見解ですが、XOやそれ以上であっても、リムが広がっていた方が香り立ちがよいと感じることが割合として多いため、当サイトではリムが広がっているグラスをおすすめします。

ブランデーグラス選びポイントまとめ

説明が長くなってしまいましいたが、細身のくびれたグラスの形状がブランデーグラスにおすすめの理由とポイントをまとめると次の通りです。

  • グラスが小さいことでアルコールの揮発を抑えられる
  • くびれ部分に小高い丘があることで少量のブランデーだけが口に流れるこむ
  • ブランデーが細い流れになり、舌の上に広がりすぎない
  • リムが広がっていることで風味が優しくなる

上記の理由により、アルコール度が高く、また十分すぎるだけの熟成を経ていないブランデーの場合でも、口中では大変優しく口当たりがよく感じられる

これが従来の大きなボウルグラスではなく、細身のくびれグラスをブランデーグラスとしておすすめする理由です。

その他の特徴

香りを逃がさない

胴の丸い部分に香りをため込みます。また口部分は狭くなっているので、余分な隙間から香りを逃がすこともありません。ブランデーは「鼻で香りを飲む」のです。

飲み口

持ち手(ステム)に余裕が出る

ステレオタイプのブランデーグラスと違って、ワイングラスのようにステム部分が長いのが特徴です。ステム部分を持つことで、中身のブランデーを無駄に温めなくてすみます。

イチオシおすすめブランデーグラス

当サイトでブランデーを飲む時のイチオシおすすめグラスはこれです。

おすすめNo.1「ポリ社 グラッパ用ベネチアングラス」

ポリ社グラス

実は、この「ポリ社 グラッパ用ベネチアングラス」はその名の通り本来はグラッパ用のグラスとして開発されたグラスです。一本一本手吹きで作られたグラスは美しい曲線が特徴的です。

ポリ社はグラッパの聖地であるイタリアのヴェネト州バッサーノ・デル・グラッパ近郊のスキアヴォンにある1898年創業の家族経営のグラッパメーカーです。グラッパメーカーが作るグラスだからこそのコダワリが見えます。

私は様々なグラスでブランデーを試してみましたが、胴の広い一般的なブランデーグラスやリーデルのブランデーグラス、バカラのグラスを差し置いて、このポリ社製のグラッパグラスがブランデーを楽しむにおいて圧倒的に香り立ちの良さと飲みやすさが際立ちます。

一見ブランデー用っぽくない細身のグラスですが、ブランデーの香りと味と空間を楽しむために自信を持っておすすめできる最高のグラスといっても過言ではありません。
ブランデー入門の方もこのグラスにしておけば間違いないかと思います。

ポリ社グラス2

あまり知られていないグラスですが、圧倒的におすすめです。

あまり有名ではないグラスブランドかつ手作りなので、入荷数が少ないようです。いつまでこのグラスがリリースされているかは分かりません。。。

2015年8月時点ではAmazonで購入可能でした。

Amazonが在庫切れの場合はコチラの楽天ページでも入手可能です。

おすすめNo.2:安心のリーデル

その他のおすすめとしては、有名処のリーデルです。
リーデルからもブランデーグラスが出ていますが、おすすめはこの一品です。

ヴィノム

リーデル「ソムリエ」シリーズ「コニャックVSOP」
リーデルの中で最もブランデーの香りが立つグラスはこれでした。同じく、チューリップ型で口は外側に広がっています。

リーデルの「ヴィノム」シリーズに「ブランディ・スニフタ」というステレオタイプのブランデーグラスがありますが、このスニフタよりも先述した「ソムリエ」シリーズ「コニャックVSOP」がおすすめです。

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