▼メイキング動画▼
作り手:板橋 凜さん
本とボトルが織りなすBar空間が非日常へと誘う東京 神楽坂「Bar 鎹(カスガイ)」の店主 板橋さん。元バリスタでジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ (JHDC)のファイナリストでもある若きバーテンダー。
バリスタ時代に培ったコーヒーの知識と技術を活かしたカクテルは一度味わうとまた求めたくなる逸品。カクテルのみならず板橋さんが煎れるコーヒーを飲みにくるファンも多い。私Brandy Daddyも”締めの一杯”を頂きに板橋さんの所を訪れるその一人。
Bar 鎹 カフェ ロワイヤル レシピ
グラスタイプ
コーヒーカップ
材料
コロンビア 深煎りコーヒー | 1杯 |
クルボアジェVSOP | 10ml |
角砂糖 | 1個 |
オレンジピール | 1枚 |
技法
ビルド
Gallery
深煎りコーヒーと青き炎が魅了するカフェ ロワイヤル
Brandy Daddy
「ナポレオンも愛飲したと言われるカフェ ロワイヤル!ブランデーがしみ込んだ角砂糖が青い炎に包まれる瞬間がカッコイイですね~。このコーヒーは板橋さんが挽いたものを使ってるんですか?」
板橋さん
「そうですね。カフェロワイヤルにはコロンビアの深煎りコーヒーを使ってます。コロンビアの豆は少しオレンジのような酸味のニュアンスを含んでいるので、ブランデーとの相性もいいのが理由ですね。」
Brandy Daddy
「なるほど、オレンジピールを使っているのも関係があるのですね。」
板橋さん
「はい、少しオレンジ感を際立たせるために私の場合は最後にオレンジピールを使っています。」
Brandy Daddy
「カフェロワイヤルの場合はブランデーというよりもコーヒーのこだわりの話になってしまいそうですね(笑)どんなコーヒー豆を使っているかもう少し詳しく聞かせて頂いていいですか?」
板橋さん
「そうですね(笑)豆の精製方法としては大きく”ナチュラル”と呼ばれるコーヒーチェリー(コーヒー豆を包んでいる実)のまま乾燥させる方法と、”ウォッシュド”と呼ばれ、乾燥させる前に先にコーヒーチェリーから種(豆の部分)を水洗で取り出す方法があります。私の場合カフェロワイヤルには後者の”ウォッシュド”の豆を選んでいます。」
Brandy Daddy
「ほうほう。」
板橋さん
「前者の”ナチュラル”の場合は実のまま乾燥させることで発酵作用が働き豆に独特で複雑な香りがつきます。逆に今回カフェ ロワイヤルに使っている”ウォッシュド”の場合は豆の状態のまま乾燥させるので、よりスッキリとした味わいになるイメージですね。カフェロワイヤルの場合は最後にコニャックで香りづけしてその香りを楽しむ要素が大きいので、コーヒー自体はコニャックの香りを活かせるよう複雑すぎず少しオレンジ系の酸味のあるコロンビア産のウォッシュド豆を使っています。」
Brandy Daddy
「(メモメモ)なるほど、勉強になります!カフェロワイヤル以外のカクテルなどには他の豆を使うこともあるんですね?」
板橋さん
「はい、そのカクテルやその日に出すコーヒーによって違う産地の違う精製方法の豆を使ったりしています。」
Brandy Daddy
「さすが、なかなか他のBarでは聞けないコーヒーのこだわりを伺うことができました・・・。ちなみに角砂糖はどんな角砂糖ですか?」
板橋さん
「ブラウンシュガー・・いわゆる茶色のきび糖です。ものにもよりますが、グラニュー糖の白い角砂糖よりちょっとフルーティーさがあるのでコーヒーの酸味と相性がいいですね。」
Brandy Daddy
「最後に、火を入れるブランデーとしてクルボアジェVSOPを使っている理由を良ければ教えて下さい。」
板橋さん
「カフェロワイヤルに使うブランデーは最後の香りづけという立ち位置なので、最も重要なのはいかにコーヒーとの相性がいいかです。いくつかカクテルのベースとして使いやすいブランデーを試したり、ヘネシーやその他大手コニャックとも比べたりしましたが、火を入れたときに最もフルーティーでコニャックの香りを活かせて、コーヒーとの相性もよいと感じたのがクルボアジェVSOPでした。」
Brandy Daddy
「なるほど、シンプル故に複雑。コーヒー豆から砂糖、コニャックまで全ての相性が揃ってこそろカフェロワイヤルですね!ありがとうございました!」
店舗情報:Bar 鎹
Bar 鎹(バー カスガイ)
東京都新宿区神楽坂3丁目6 THE ROOM神楽坂 5階
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TEL:03-6280-8468
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