国産ブランデーレビュー

チョーヤ梅酒のブランデー仕込み梅酒飲み比べ

2017年12月19日

前回のゴデからチョーヤ梅酒(株)特集が続いておりますが、今回は、梅酒飲み比べ特集!

梅酒と言っても、ブランデーサイトらしく、ブランデーを使った梅酒の飲み比べです。以前コチラの記事で、ブランデー梅酒の飲み比べをやると書いたのですが、一気にはできそうになかったので、まずは手始めに一番の有名処であるチョーヤ梅酒の比較です。

ブランデー梅酒3種類

チョーヤ梅酒(株)はその名の通り、沢山の種類の梅酒ラインナップがありますが、実は「ブランデーを使った」梅酒は次の3種類のみ。

この中でも最後の「チョーヤ梅酒 ゴールドエディション」は飲んだ事ある方は少ないのではないでしょうか。チョーヤ梅酒の中でもダントツに価格が高い梅酒です。何と金箔入り。普段スーパーなどで売っている所は少なく、免税店などで販売されています。主なターゲット層は外国人観光客むけです。

3年熟成がプッシュされているThe CHOYA AGED 3YEARSも「趣きあるブランデーを思わせる重厚な香りとまろやかでありながら複雑な余韻」という商品説明からブランデー仕込みと思われがちですが、この梅酒は実はブランデーは使われていません。「ブランデーっぽい」というだけだそう。

うーん、思わせぶり。

チョーヤ梅酒 The CHOYA AGED 3YEARS [ 720ml ]

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ブランデーの使われ方が違う

さて、この上記3種類のブランデー梅酒ですが、実はそれぞれ漬け込み方や製造方法が異なります。この辺はあまり知られていないです。

私も知らない部分があったので、実際にチョーヤの中の人に確認しました。

チョーヤ梅酒 エクセレント

【漬け込み方】
ホワイトリカーで漬け込んだ梅酒と、ブランデーで漬け込んだ梅酒がブレンドされている。

【ブレンド比率】
社外秘なので教えてもらえず。

【漬け込み期間】
それぞれ1年以上。(明確には不明)

【使われているブランデー】
コニャック地方でチョーヤが独自で仕入れているブランデー。ただし「コニャック」ではない。詳細な熟成年数やブランドは非公開。

チョーヤ ザ・ブラック

【漬け込み方】
1年以上熟成させた梅酒に、フランス産ブランデーをブレンド。ブランデーで漬け込んでいるわけではなく、あくまでも最後にブランデーをブレンドしている。

【ブレンド比率】
社外秘なので教えてもらえず。

【漬け込み期間】
1年以上漬け込みさせた梅酒を使用。(明確には不明)

【使われているブランデー】
コニャック地方でチョーヤが独自で仕入れているブランデー。ただし「コニャック」ではない。詳細な熟成年数やブランドは非公開。

チョーヤ梅酒 ゴールドエディション

【漬け込み方】
梅の漬け込み過程からブランデーを使用。このゴールドエディションだけ100%ブランデー漬け込み。

【ブレンド比率】
→100%ブランデー漬け込み。

【漬け込み期間】
1年以上。(明確には不明)

【使われているブランデー】
コニャック地方でチョーヤが独自で仕入れているブランデー。ただし「コニャック」ではない。詳細な熟成年数やブランドは非公開。

分かり安く表にするとこんな感じ

使われているブランデーは全て同じ

ここでポイントとなる・・・というか面白い点は「使われているブランデーは全て同じブランデーを使用」という事(チョーヤ梅酒(株)に確認済)。そして、あくまでもコニャック地方で生産されている「フレンチブランデー」であり「コニャック」の定義には当てはまらないブランデーを使用、という点です。

ブランデーの詳細は不明ですが、梅酒の主役ははあくまでも梅ですので、「梅酒にした際に梅の風味の邪魔をしない」という事に配慮されたブランデーがチョイスされているのだと思います。

製法の違い

この3つの梅酒のブランデーの使われ方はそれぞれ微妙な違いですが、これによってどこまで味わいが変わるのか見ものです。

私が特に驚いたのは、100%ブランデー漬け込みの梅酒は「ゴールドエディション」だけということでした。

それぞれの梅酒の感想・レビュー比較

では早速それぞれの梅酒の違いを見ていきましょう。商品別・・・というよりも、要素別に見ていきます。

私の独断と偏見ですが。

まろやかさ

1位:チョーヤ ザ・ブラック
2位:チョーヤ梅酒 ゴールドエディション
3位:チョーヤ梅酒 エクセレント

甘味

1位:チョーヤ ザ・ブラック
2位:チョーヤ梅酒 エクセレント
3位:チョーヤ梅酒 ゴールドエディション

香り高さ

1位:チョーヤ梅酒 ゴールドエディション
2位:チョーヤ ザ・ブラック
3位:チョーヤ梅酒 エクセレント

梅の風味

1位:チョーヤ梅酒 エクセレント
2位:チョーヤ梅酒 ゴールドエディション
3位:チョーヤ ザ・ブラック

一般的な飲みやすさ

1位:チョーヤ ザ・ブラック
2位:チョーヤ梅酒 エクセレント
3位:チョーヤ梅酒 ゴールドエディション

それぞれの飲み分け

「最も甘くてまろやか」という観点で見るのであればチョーヤ ザ・ブラックが最も評価が高いです。チョーヤ ザ・ブラックは、最後にブランデーを混ぜるという製法をとっていますが、この3つの中では恐らく最も一般に受け入られやすいブランデー梅酒だと思います。

ブランデーを直にブレンドされていますが、ブランデーが梅の風味を邪魔することなく、いい感じでまろやかさを向上させています。他の2つと比べると少しハチミツのような甘味も感じます。

梅酒の風味を活かすのであればチョーヤ梅酒 エクセレントです。

ブランデーの使われ方としては、漬け込み時にもブランデーを使われているので、その分チョーヤ ザ・ブラックよりも梅独特の甘酸っぱさを感じることができます。梅の風味が好きな人はこれかな~。

異色を放つ「ゴールド エディション 」

かなり独特の風味を醸し出しているのはやはりチョーヤ梅酒ザ・ゴールド。

なんというか・・・他の二つよりも圧倒的に濃い。濃厚。
マジ濃い。

ロックかストレートで飲むと喉にひっかかりを覚えるくらい濃厚。

あんまり「濃い濃い」言うとバカっぽい表現に見えますが、本当に濃い(笑)

アルコール度数も19%あるので、他の2つと比べるとかなり存在感があります。甘味は控えめ。梅の風味はしっかり感じるが、アルコール度数のせいか、「梅っぽさ」はエクセレントの方がある気がします。

香り高さは圧巻で、他の2つを大きく引き離す芳醇な香りがグラスから漂ってきます。このゴールドエディションは、ストレートグラスで飲むよりも、チューリップ型のコニャックグラスか、バルーングラスで飲んだ方が絶対に香り立ちがいい。

漬け込みから100%ブランデー使用なので、これが本当のブランデー梅酒と言われればそうなのかもしれない。

ちなみに金箔に味はないので、あまり加味していません。
(見た目は確かに豪華ですが・・・)

ただ、正直、かなり濃いので、一般的に「飲みやすい梅酒か?」と聞かれるとそうとは言えません。

実際に、この3つの梅酒を私の妻と、妻実家の両親にロックで飲んでもらいましたが・・・・総じて「おっふ・・・濃っ!」というのが感想。

値段もそうですが、おそらくスーパーや酒屋においてもあまり積極的に手に取られる梅酒ではないので、免税店向け、というのも納得がいきます。見た目もね。

最もおすすめなチョーヤ梅酒は・・・

私と私の家族の評価が総じて高かったのは「チョーヤ ザ・ブラック」でした。

恐らく私の妻と家族があまり強いお酒が好みではない問う事で、甘味や飲みやすさを優先した結果だと思います。

3つどれも美味しい梅酒なのですが、「どれか1つ!」と言われると私個人的もザ・チョーヤブラックが頭一つ出ています。食事の時やテレビを見ながら最も気軽に飲みやすい、という要素が大きいですね。

と、いうことで、チョーヤ梅酒(株)のブランデー梅酒、総評としては・・・・

ブランデーを最後にブレンドした「チョーヤ ザ・ブラック」が一番おすすめ!という結論に至りました!!!

今回は主にロックとストレートでの飲み比べでしたが、ソーダ割りにしたり、色んな飲み方をするとまた感じ方も変わるでしょう。

色んな飲み方を比較したいですね。

そして妻の実家でワイワイと鍋をば。コニャック、梅酒、日本酒、ビール、焼酎・・・と盛り沢山でした。

ブランデー×鍋

も結構イケる(笑

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