国産ブランデーレビュー

島梟 十勝ブランデー1987年原酒@バー倉吉大名店

2019年10月18日

先月のことになりますが、2019年9月某日、久々に実家のある福岡に長めの帰省をしました。

今回は妻と子供たちは家に残し、私一人での帰省。

一人帰省の際は必ずと言っていいほど訪れる福岡のバーがあります。

そう、

バー倉吉 大名店

当サイトにも何回か登場していますが、20歳の頃より13年以上私が通い詰めているバーだ。そしてメンバーは必ず同じ。そう、私と母と叔母だ。

なかなか珍しい組み合わせなので、どこのバーに行っても大体すぐに覚えられます。この歳になっても一緒にバーに行ってくれる実家の家族に感謝です。

ちなみに私の父親はバー的な場所が苦手らしく、毎回一次会の居酒屋にて解散(笑)

【参考記事】
地元福岡のBar倉吉とRegaloで至福のひと時

変わらぬ安心感がそこに

地元に帰って毎回同じバーに行けると、そこには変わらぬ安心感があります。

坂本店長やバーテンダーの方々との会話も楽しみの一つ。

だいたい1杯目に注文する流れは決まっており、私はマンハッタン、母はコスモポリタン、叔母はウイスキーの水割りである。

そこには「いつものアレ」的な安心感があり、「あぁ~地元っていなぁ~」と、どこか郷愁的な気持ちにさせてくれます。

締めに出てきた島梟

もちろん、店長は私がブランデーを好きなことを知っています。

倉吉大名店は特にブランデー専門店というわけではないのですが、ここでのブランデーもまた楽しみの一つです。

3杯目を頼もうとしたその時

「ちょどいいタイミングで良いブランデーがありますよ」

と店長。

そして出てきたのが・・・・

島梟 十勝ブランデー1987年原酒 (ノンチルフィルタードカスクストレングス)

である!!

思わず「おおっ」と声が出てしまいました。さすが店長、いつも期待に応えてくれます。

島梟 十勝ブランデー1987年原酒は2018年に十勝ブランデーが出した限定商品で、当初私も購入しようと思っていたタイミングで売り切れ。

その後、何度か再発売のタイミングがありましたが、様子を見ているうちにどんどん値上がりし、当初14,000円程だったものが、今やAmazonとかで2万円・・・3万円・・・4万円というアホみたい高騰してしまっている国産ブランデーである。

ようやくここにきて飲むめる機会に恵まれました。

島梟 十勝ブランデー1987年原酒とは?

改めて 島梟 十勝ブランデー1987年原酒 の基本情報を記載しておきます。

「島梟」シリーズは北海道内で生産されている酒類の中で、品質が高く同社が自信を持って国内外に紹介する商品を選定したオリジナルブランド。

島梟 十勝ブランデー1987原酒 ノンチルフィルタード シングルバレル バレルNO.2603
・アルコール度数:60度
・ ブドウ品種:キャンベル・清見 他
・容量:700ml
   
ブランデーとしては稀な、 ノンチルフィルタード。つまり冷却濾過を行わずに単一の樽原酒を瓶詰したもの。シングルバレルの樽出し原酒。

ポイント

ノンチルフィルタードとは?

樽で熟成したブランデー原酒は、温度が低くなると溶け込んでいる香味成分の一部が飽和状態となって析出し白濁します。通常のブランデー製品ではこれを防ぐために、原酒や製品を冷却して濾過します(チルフィルタード)。冷えると析出してくるブランデー中の成分には、ぶどう由来のものと樽由来のものとがあり、いずれもブランデーの持つ味わい成分の要素と考えられていますので、あえて原酒本来の味わいを残すため冷却濾過をしないことをノンチルフィルタードといいます。

いくつかバレルに種類があり、今回のは2019年に確か発売されたやつでバレルNo2603となっていました。

島梟 十勝ブランデー1987年原酒ノンチルフィルタードと同時に発売されたのが 「島梟 十勝ブランデー 北海道熟成30年 」。そちらは加水タイプのアルコール度数40度のものです。

最後に強烈な一撃を・・・・

すでにこの日は相当酔っぱらっており、ゆっくり味わいながらレビューをする・・・といった舌は持ち合わせていませんでしたが、それでもその良いを覚ましてくれそうなパンチ力のあるブランデー。

さすがに60度のカスクストレングスなだけあり、その一撃一撃が私の官能を急激に目覚めさせてくれます。

確かに香り立ちは芳醇。味わいは重厚。ほのかな柑橘系と黒砂糖を感じることができます。

しかし、メーカー説明には当然のごとく「円熟したマイルドな味わい」と紹介されていますが、まぁ正直に言うと「円熟」「マイルド」といった言葉とはかけ離れた原酒由来のパンチ力。言葉の定義次第なのですが、もうさすがにこの表現は止めた方がいいのではないでしょうか。あくまでも私の主観ですが、さすがに「マイルド」ではない。

舌に乗る重厚感、余韻といった点を円熟と表現するのであれば、これは円熟なのかもしれない。

ノンチルフィルタードの原酒ということだけあり、香りの嗅ぎ方やグラスに注意すれば、原料となる葡萄の香り立ちは先日私が購入したシャルドネ原料でコニャックと同じ製法を用いた国産ブランデー「神戸ブランデー15年Supreme Kobe」よりも豊かに感じられるかもしれません。原酒そのものの風味を楽しめる、というのは確かにその通り。

【参考記事】
神戸ブランデー15年Supreme Kobeの感想と国産ブランデーの壁:その1

むしろマイルドとか円熟とかより、原酒そのものの力強さを前面に出してアピールしたい、そんなブランデーです。

どちらにせよ大変面白いブランデー。

国産ブランデーは使われている原料や製法、熟成方法などがメーカーや商品によって大きく異なるため、コニャックとは比較にならないくらいにそのブランデーの特性が強く表れます。商品によって個性が大きく異なります。まるで初めて訪れるバーの扉を開ける時のドキドキ感にも似たようなものがあります。

これだから国産ブランデーはやめられない。

久々に良い「一撃」をありがとうございました。

バー倉吉大名店をあとに

ということで、この日は家族と共に居酒屋→バー1店目→バー2店目→バー3店目と計4店をハシゴし、かなり飲みまくり、このブランデーを頂いたことで撃沈。

時計を見るといつのまにか深夜2時。

私も母も叔母もそろそろ限界を迎え、タクシーで帰宅。

大変濃厚な1日でございました。

恐らく次に伺うのは来年2020年のどこかになってしまいますが、いつまでもこの大切な時間を忘れずに地元のバーを楽しめたらと思います。

そして2日後、何か飲み会の流れで今度は地元の友人3人とバー倉吉大名店に再来店。今回の帰省2回目である。

色々とお世話になりました(笑)

店舗情報

バー BAR 倉吉 大名店

福岡県福岡市中央区大名1-3-32
ラ・コルテ大名 7F
092-726-9405

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