コニャックブランド特集

ついに出たXXO規格のマーテル新作「マーテル シャンテルーXXO」

2019年9月16日

https://www.martell.com/en-ww/articles/chanteloup-masterpiece/

2019年9月12日、パリのPetit Palaisで行われたマーテルのイベントでマーテル新作コニャックの発表が行われました。

ついいにマーテルからも出たよ・・・XXO規格!のニューボトル。

マーテル シャンテルー XXO (Martell Chanteloup XXO)

です!!

パーティーイベントの様子はこちら↓

ちなみに会場となった「Petit Palais」とはパリのセーヌ川沿いにある美術館で、1900年のパリ万博万国博覧会のために建てられたもの。10ヶ国から約100名のゲストが招待され開かれたそうです。(あれ?呼ばれてない)

相変わらずラグジュアリーだ・・・。

外部関連ニュースはコチラ
公式サイトの発表は
コチラ

XXOとは?

XXO(エックスエックスオー)とは、こちらの記事で詳細を書きましたが、2018年末よりコニャックの規格として新たに加わったカテゴリです。(事の発端はヘネシー)

参考記事
コニャック新カテゴリ?「XXO」とは何か?

ブレンドされている原酒の最低熟成年数14年を超えているコニャックであればXXOの名称を使用することが可能となりました。

フランスコニャック協会の意図としては

「XOよりもプレミアムだと思うコニャックにはXXOって名乗ってもいいよ~」

という感じで、実際にXXOと名乗るかどうかは各メーカーや生産者の判断に委ねられます。この名称自体に強制力はありません。

今のところやってるのはヘネシーとかマーテルとか、大手のところだけっぽいけど・・・。

450種類の原酒をブレンド

さて、このマーテルシャンテルーXXOですが、現セラーマスター達の手によって約450種類の原酒がブレンドされています。

比率や年数の程は不明ですが、それぞれグランドシャンパーニュ、プティットシャンパーニュ、ボルドリ、ファンボアの原酒が使用されています。

どのようなボトル?

ボトルの形状は見ての通り、通常のマーテルシャンテルーのデザインを踏襲し、よりシャープにした感じのボトルです。

↓こちらは私が持っている通常のマーテルシャンテルー↓

気になる販売時期と価格は?

このマーテル シャンテルー XXOは2020年1月1日より、、シンガポールのチャンギ国際空港の免税店、香港国際空港の免税店、上海のデパートで先行して販売されます。

その後2020年3月より各国の免税店を中心とした様々な場所で展開されるそうです。

販売価格は場所によって異なるのですが、およそ390ユーロ(429USD)程になる見込みとのことです。

日本での販売はまだ先になりそうですが、約46,000円~55,000円くらいでの販売といったところでしょうか・・・。

個人的にはマーテルシャンテルーが「あれ?」な感じだったので、このXXOがどのような進化を遂げているのか大変きになるところです。

日本にも是非来て頂きたい。そしてグラス一杯だけでいいので飲みたい。

参考
マーテルシャンテルーのレビュー・感想

XXOは広まるのか?

今のところヘネシーやマーテルといった大手コニャックでしか見かけないXXO規格ですが、今後の展望は果たしてどうなのでしょうか。

まぁまだ公式な規格として認められてまだ1年未満なので、そんなに数は出ないと思いますが、やはりまずは大きなメーカーから手を付けていくことになりそうです。次はレミーマルタン、クルボアジェあたりでしょうか・・・・。

話題先行と言われたこのXXO規格ですが、実際のところ最低熟成年数14年を超えていれば名乗ることができてしまうので、多くのメーカーの「XO規格(最低熟成10年)」は実態としては14年を超えていコニャックが多く存在します。

果たしてXXO規格がどこまで浸透するのか。10年後20年後には小さなコニャックメーカーでも積極的に採用される規格となるのか。まだまだ現在は様子見といった感じですね。その行く末はここ5年以内のスタートアップにかかっているといってもよいでしょう。

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