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日本未輸入コニャック三昧!フランス大使館主催試飲会レポート

2019年5月30日

2019年5月某日、東京の赤坂見附にあるホテルニューオタニにて、フランス大使館フランス貿易投資庁-ビジネスフランス主催の試飲会が開催されました。私もご縁あって招待頂きました。本当にありがとうございます。今回はそのダイジェストレポートを写真と共にお楽しみ下さい。

この試飲会はワインを中心とした飲食業界関係者向けに開催されたものです。フランスの主なワイン産地(シャンパーニュ・アルザス、ブルゴーニュ、ローヌ、ボルドー、コニャックなどなど)の生産者およびネゴシアンが約40社程集まり、約300種類のお酒を試飲できる大変有意義な場でした。最近輸入され始めたものや、まだ正式なインポーターがついていないフランスの飲食ブランドが中心です。フーデックスのフランスオンリー版のようなものです。割合としてはワイン9割、コニャック等のスピリッツ系は1割くらいです。

私の目的はもちろんコニャック!!

それでは見て参りましょう。

ピエール・ドゥ・スゴンザック

まずは昨年から日本にも正式に輸入され始めたプロプリエテール「ピエール・ドゥ・スゴンザック」。山本商店さんがいらっしゃっていました。

参考記事
ピエール・ドゥ・スゴンザックVSOP、XOの感想

ピエール・ドゥ・スゴンザックの試飲アイテムとしては現在日本市場にも流通している

・VSOP
・XO(15年)※今後はRAREという表記に変更される
・XO(30年)
・EXTRA

の4本をまずはテイスティング。

そして!今回最大の目的とも言っていい特別な1本。熟成年数70年で年間300本しか生産されないまだ日本未輸入のフラッグシップボトル「アンセストラル」をテイスティングさせて頂きました!

うひょー。

こちらは貴重な1本のためミニボトルでの出展(笑)本来は700mlボトルです。

貴重なものをテイスティングさせて頂きありがとうございました。この日の立ち飲みのこの環境でしかテイスティングできないのが惜しい><時間を置いてゆっくり飲むと色々変化するやつだこれ。

そして今回ピエール・ドゥ・スゴンザックの担当として来日されているAntonyさん↓

情熱的なお話を頂きました。何杯もおかわりしてしまいました・・・。

今後の日本での活躍に期待です。

ちなみに、マーケットとしては、中国、アメリカはもちろん強いですが、マレーシア市場が今アツいとのこと。

Cognac PARK

実はこの日、このコニャック達がこの試飲会に出展されていることを当日まで知りませんでした。

昨年、私が海外から個人輸入していたCognac PARK です。

そう、あのミズナラコニャック!本当に偶然の出会い。マジでビックリした。

参考記事
「ミズナラ コニャック」 のレビュー・感想

私が持っている昨年2018年に発売されたPARKのミズナラコニャックは、熟成年数4年程(ミズナラ新樽6ヵ月フィニッシュ)の若いコニャックですが、今年に入って10年熟成(ミズナラ新樽9ヵ月フィニッシュ)や、他のミズナラバリエーションがラインナップとして加わったため、最近私も再び個人輸入しようかと思っていた矢先、この日に出会うことができたので、これは何かの縁なのかしら。

今回テイスティングさせて頂いたのは次のラインナップ

・PARK ミズナラ
・PARK ミズナラ ボルドリ10年
・PARK SIGAR BLEND XO
・PARK EXTRA

これまた貴重なテイスティング機会を頂きありがとうございました!

写真右がCognac PARKを所有するTessendier & FilsのセラーマスターJérôme Tessendier氏。

そして写真左がPARKのアジアマーケット担当のChristophe Wu氏。何と、「ミズナラ」の文字は彼が書いたそうです。彼はカタカナ分かりませんが、知り合いの日本人に書いてもらった「ミズナラ」の文字を模写して書いたんだそうです。今回一番びっくりした情報だった(笑)

Domaines Francis ABECASSIS

そして極めつけのブランド。そう、あのABK6やLEYRAT(レイラ)、REVISEURなどのコニャックブランドを手掛けるABECASSIS(「アベカシス」と呼ぶ)も出展していました。比較的商品数や規模も大きいメーカーですが、家族経営のコニャックメーカーです。

LEYRAT(レイラ)は数年前に鯉沼氏がインポートしていたことがありましたが、それ以来日本に出回ることはありませんでした。

ABK6(これも読み方は「アベカシス」)は新興ブランドでありながら、革新的なコニャックを手掛け今や欧米を中心に世界的にはかなり有名になっているブランド。私も注目していたブランドの一つ。いよいよ来たか・・・。

今回テイスティングさせて頂いたのは・・・うん、持ってきて頂いたのは全部飲ませてもらいました(笑)、一応書き留めておきます。

LEYRAT

・LEYRAT ASSEMBLAGE no1
・LEYRAT VSOP
・LEYRAT XO ELITE
・LEYRAT GLORY EXTRA

ABK6

・ABK6 VSOP
・ABK6 XO RENAISSANCE
・ABK6 Extra

REVISEUR

・REVISEUR VSOP
・REVISEUR XO

この中でもLEYRAT GLORY EXTRAはなかなか別格だった。LEYRAT GLORY EXTRAはファンボア100%の40年熟成コニャックなのですが、ファンボアコニャックでここまで印象的だったのは初めてかも。

今回ABECASSISの広報担当として来日したThomas氏。キアヌ・リーブス似のイケメン。

これからじっくり検証します

そんな感じて、近々飲んでみたい!と思っていた日本未輸入のコニャックを多く楽しむことができ、大変貴重な機会を頂くことができました。13時半から17時過ぎまでいたのですが、あっという間の3時間半でした。

今回は試飲会ということで若干急ぎ足で色々なボトルを飲んで周りましたが、ピエール・ドゥ・スゴンザック アンセストラルやLEYRAT GLORY EXTRAなど長熟で貴重な1杯達は是非場所を変えてゆーっくりと静かな所でじっくり飲んでみるとまた全く違った顔を見せてくれることでしょう。

そして何と、大変嬉しい事に、今後の検証用にと、いくつかのボトルをお土産(?)として頂きました!

これからじっくり検証して参ります。もちろん、私一人で楽しんで終わりにするは勿体なさすぎるので、私とご縁を頂いた様々な方々にも試してもらい、色々なご意見を頂きながら検証を行っていこうと思います。

先日海外通販に関することを書いたばかりですが、今後のコニャック日本市場も負けずに盛り上げられるよう、私もその一旦を担っていけたらと思います。

今回はダイジェストレポートという事で、またそれぞれのボトルや細かい感想などは別記事で書くかもしれません。その時はお楽しみに!

ちなみに会場に3時間以上いたのにコニャックの話で盛り上がりすぎて他のワインとかシャンパンとか全く試飲してませんでした・・・。もっと飲んでくればよかった。。。

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