コニャックレビュー

懐かしのポール・ボー オルダージュ

2018年4月22日

2018年4月某日、お世話になっておる銀座 doux barが2周年を迎えるという事で、お祝いも兼ねて訪問。

そこで私にとって思い出深いボトルを1杯頂きました。

それがこのコニャック「ポール・ボー オルダージュ (Paul Beau HORS D' AGE)」。

実はこのポールボーオルダージュは、当サイトBrandy Daddyを始めようかな~ときっかけにもなったコニャックの一つです。

ポール・ボー オルダージュの熟成年数としては25~30年の原酒がブレンドされています。使用されているブドウ品種はユニブランがメインでコロンバールが少々。

2018年現在、もうほとんど市場に出回っておらずなかなか入手困難ですが、当時(確か2011年くらだったかな・・・)はこのクラスのコニャックが9000円台で手に入っていたので、こんなにコスパの良いコニャックがあるのか・・・と驚いた記憶があります。

その後2本程買って飲んでいました。このコスパがBrandy Daddyを始めるきっかけの一つです。(笑)

ポール・ボー(Paul Beau)とは?

このポール・ボー(Paul Beau)というブランドは日本では馴染みが薄いコニャックです。

ポール・ボーはグランドシャンパーニュのスゴンザックにメゾンがあり、100haあまりの畑を所有しています。

19世紀にサミュエル・ボーが始めたコニャック蒸留業者で、1977年に自らのブランド"Paul Beau"を立ち上げ、収穫から、蒸留、熟成まで自社で行うプロプリエテールです。

グランドシャンパーニュのスゴンザックといえば超上質なコニャックの作り手を排出し続けている地域で、ポールジローやレイモンラニョー、フラパン、ラニョーサボランといったコニャック界の大御所たちもスゴンザックに位置しています。

そんなスゴンザックの隠れた(隠してはないけど)作り手がポール・ボーです。

ポール・ボーの公式WEBサイトはコチラ

初心に帰って味わう

ポールボーの色合いは結構な赤みがかかった琥珀です。

飲んだ瞬間はッキリと淡麗系。甘い果実感とナッツ系。口の中にフッと広がる熟成感。

余韻としてはややスパイシーさを併せ持つレーズン系?が口の中に程よく残ります。

飲んだ後もグラスに残るランシオ香。グラスを嗅ぐのも楽しみの一つ。同じオルダージュと付くクラスの中では至高の一本。

味わい云々というよりも、懐かしいボトルを空けると、その時の思い出がよみがえってきます。まだ私が独身で、ワンルームマンションに住んでいた頃の記憶です。

仕事から帰って狭い部屋で床に座りながらホッ一息。その瞬間のお供がこのポール・ボーオルダージュでした。

至福のブランデータイムをもたらしてくれたポール・ボーに、このタイミングで再び会うことができて幸せです。

てかdoux barに前から置いてあったのか。もっと早く気づけばよかった(笑)

もっかいこのボトル欲しいなぁ。
もう売ってないんだよな。。。だれか譲ってください。。。

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