ヘネシーのコニャックがついに映画化!?
・・・と思われても違和感なさそうなヘネシー X.Oの広告動画がここにあります。
『ヘネシーX.O -7つの世界 』
この広告を監督したのは、あのリドリー・スコット。
リドリースコット監督の代表作と言えば、
- エイリアン(1979年)
- ブレードランナー(1982年)
- グラディエイター(2000年)
- ハンニバル(2001年)
- ブラックホークダウン(2001年)
- プロメテウス(2012年)
などなど、誰もが一度は観たり聞いたりした事ある有名映画ばかり。
そんなリドリー・スコットが監督を務めたこの『ヘネシーX.O -7つの世界 』は約4分間の動画にヘネシー X.Oの7つの味わいを表現し、SFチックな世界観につつまれた映像作品となっています。
2019年2月に公開され、約2ヵ月で再生回数は600万回。
ヘネシーのYoutubeチャンネルではこれまで様々な人たちとコラボした動画やイメージ動画が公開されていますが、どれも数百回から多くても4万回ほどの再生回数でした。このリドリー・スコット監督の作品はヘネシー動画の中では過去に類を見ない圧倒的再生数です。流石巨匠。
ヘネシーXO7つの世界とは?
「7つの世界」とは一応意味があります。
これはヘネシーのテイスティング委員会が記述した各テイスティングノートを基に作られたものです。テイスティングノートにはヘネシーX.Oの味わいを象徴する要素が7つあります。
- Sweet Note(スウィート・ノート)
- Rising Heat(ライジング・ヒート)
- Spicy Edge(スパイシー・エッジ)
- Flowing Flame(フローイング・フレーム)
- Chocolate Lull(チョコレート・ラル)
- Wood Crunches(ウッド・クランチズ)
- Infinite Echo(インフィニット・エコー)
です。
リドリー・スコット監督がこの7つのノートの世界を思い描き、この映像が完成したそう。 「ヘネシーX.Oの一滴一滴がオデッセイ(壮大な旅)である」というコンセプトに基づき、伝説の映画監督リドリー・スコット氏が、シュールな語り口で7つのテイスティングノートを巡る壮大な感覚の旅を描き出します。
最初見た時はヘネシーの動画ってこに気付かなかった・・・。
ちょっと各要素がどのような表現をされているか見てみましょう。
Sweet Note(スウィート・ノート)
0:24くらいから
どこかの洞窟の中を金色の衣装を着た人たちが採掘して、黄金のハチミツのようなものを採取する。
Rising Heat(ライジング・ヒート)
0:57くらいから
砂漠に現れる巨大なペプシマン。
とその陰で厚さを凌ぎながら砂漠を歩きどこかへ進む人たち。衣装がスターウォーズっぽい。
Spicy Edge(スパイシー・エッジ)
1:25くらいから
マトリックス3作目に出てきそうなトゲトゲの機械から、粉末状のスプレーが噴射され、地層のような断層的な色合いを生み出しながら人を形どっていく。そしてその人が目覚める。
Flowing Flame(フローイング・フレーム)
1:49くらいから
SMプレイに使われそうな ゾウさんみたいなマスクをした二人組が飛行機に乗って雷雲の中を飛んでいく。
Chocolate Lull(チョコレート・ラル)
2:09くらいから
Xメンのサイクロップスっぽいおじいさんが登場。石が浮いている。その石のようなチョコレートのような物を食べておじいさんも浮く。
Wood Crunches(ウッド・クランチズ)
2:49くらいから
葉っぱと土でできたやつが、風と一緒に踊っている。その周りで飛ぶ鳥。
鳥に食われた!?→木になりました。
Infinite Echo(インフィニット・エコー)
3:25くらいから
宇宙、銀河、巨大な人型代星雲。
という感じで映像が進んでいきます。個人的にはペプシマンがシュールで面白かった。
本編見た後は、こちらの制作背景動画を見ると面白いですね。
大手のなせる業
ここではヘネシー X.Oの味わいがどうこう、という議論は避けることにしますが、ここは流石ヘネシーというかやはりヘネシーというか・・・・。(味わいが気になる人はコチラのレビュー記事をご参照)
まぁハリウッド映画監督を起用したCMなんて、ヘネシーはじめ大手メーカーにしかできません。(カミュは厳しいかもしれん)
めっちゃお金かかってるのは分かる。
ヘネシーXOの路線としては、相変わらず落ち着いた高級志向路線なのですが、コニャック動画で再生回数600万回はなかなかできる事ではないです。(むしろこの監督ならもっと伸びていいのかも)
まぁ良くも悪くも、ヘネシーのイメージ戦略にガッツリ乗せられているわけですが、「レミーマルタン×ジェレミーレナ―」のように、これまでコニャックに興味が無かった層が俳優だったり監督だったりと別の視点から興味を持ってもらう事は良い事だと思います。
まだこの動画を見ていない人は要チェックです。