今年はなんだか梅雨が長い気がします。
そんな2020年7月。
世の中は某ウイルスで何だか大変なことになっており、ニュースを見れば今日の感染者数はあーだこーだというニュースばかり。そしてジトジトと降り続く雨。
気分も沈んじゃいますね~。
今年は9月にまたフランス行ってコニャックの元となるブドウの収穫のお手伝いとブログの取材に行こうと計画していましたが、ちょっと今の感じだと厳しいかなぁというのが正直なところ。今年はおあずけかもしれません。
ただ世の中便利になったもので、ZoomやWhatsAppなどのオンラインツールで現地の生産者とはコンタクトが取れ、色々な情報を直接伺うことができるので大変助かります。現地には赴けませんが、そこで得た情報も当サイトで公開できればと思います。
特別給付金は全額バーで楽しむために
さて、そんなこんなで私のところにも6月に国民一律10万円の特別給付金が支給されました。
うちは家族4人なので合計で40万円。ありがたいことです。
給付金の支給が決まった時から自分の分の10万円は全額お世話になっているバーで使って、美味しいお酒を頂き楽しみながら色々とお酒の勉強もしていこうと決めていました。
緊急事態宣言が解除され、徐々に巷のバーも営業を再開されてきた6月中旬あたりから都内を中心にこれまでよく伺っていたバーだったり、初めて訪れるバーだったりをゆっくりと廻りはじめました。
とはいっても色々廻ってると10万円なんてすぐに無くなってしまうんですけど。
「うちには来てないじゃん~」
と思ったバーテンダーの方々は申し訳ありません、近々伺います。。。
やはり至高のひとときを
やはりバーでのお酒は至高のひとときを提供してくれます。
当然かもしれませんが、同じレシピでカクテルを作ったとしても、自分で作ったカクテルよりもプロ バーテンダーの方々が作るカクテルをバーで頂く方が100万倍おいしいです。
そこには「この香りが〇〇〇で~、この後味は~」などといった細かい感想はどうでもよくなる程、純粋に、そして心から「うまっ!!」と思わず言葉に出してしまうお酒やカクテルに出会うことがあります。
その瞬間がとても楽しみ。
今思えば、お酒が好きになったのも、学生時代に地元のバーで頂いた一杯の「うまっ!!」から始まった気がします。
やはりきっかけはその純粋な感情なのですね。
そんな初心にかえらせてくれる空間が大好き。
お酒はじめ、嗜好品なんてものはハマればハマるほど細かいところに目がいってしまい「これはどうだ、あれはこうだ」とあーだこーだ言いたくなってしまいます。もちろん深く探求することは良い事です。しかし、その根底にあるのは初めて感じた「あ、これ好きかも」「これはどんな感じだろう」という理論や理屈を超越した説明不要の感情です。
その心を忘れないことがいつまでもバーという空間を楽しめるある種のコツだと思います。
バーではどんなお酒を飲むの?
私はブランデーの事ばかり書いている特性上、バーでもコニャックやカルヴァドスなどブランデーばっかり飲んでいるようなイメージを持たれがちですが、実はバーではブランデーよりもウイスキーかカクテル、またはラムなどを飲む割合が圧倒的に多いです。(一部のお店を除いて)
これは一般的に、コニャックはじめブランデーの種類を豊富に揃えているバーがそこまで多くはないということも理由の一つでもあるのですが、やはり圧倒的にウイスキーの方が種類豊富ですし、ウイスキーのボトルは私も数える程しか自宅に保有していないので、バーで様々な種類を楽しんでブランデー以外のお酒も勉強していきたいというのが大きいです。
ウイスキーに関しては本当に基礎的な知識と各産地の有名処や定番ボトルをまんべんなく把握している程度なので、ボトラーズを含めブランデーと比べると遥かに広大な海をさまよっているようで果てしなく楽しみは尽きません。
カクテルに至っては、同じカクテルでもバーによって味は異なりますし、「あ、こんなアレンジがあるんだ!」という驚きの発見もあります。そして季節の果物や特産物を使ったオリジナルカクテルなんてのも発見・感動の宝庫です。
これからも良い時間をバーで
そんなこんなで、色々と不要不急の外出自粛が叫ばれるなか、やはり愛すべきバーは私にとって不要でも不急でもありませんでした。
これから数ヶ月後、1年後とどのような状況になるかは分かりませんが、いつもと変わらずバーを楽しみたいといのは本音。
早く地元福岡にも帰省して地元のバーにも気軽に足を延ばせるようになることを願わずにはいられません。
そして早く海外にも出向きたい。
あと珍しく7月は他に色々大きな買い物が重なり、まだ1本もブランデーのボトルを買っていません。次何買おうかしら。
とりあえず早く梅雨終わってくれ。
そんなこんなで幸せな時間とモヤモヤが交錯する2020年7月です。