アルマニャックレビュー

アルマニャック ドメーヌ・ボワニエル1986フォルブランシュのレビュー

前回のドメーヌ・ボワニエル2001に続き、今回のアルマニャックはドメーヌ・ボワニエル 1986 フォルブランシュです。

1986年・・・・そう、私Brandy Daddyの生まれ年なのである!!

こちらの1986ヴィンテージも何度かBarで頂いたことがあったのですが、ボトルをお出迎えするのは初でした。前回買ったドメーヌ・ボワニエル2001や、他の1986ヴィンテージのアルマニャックとも飲み比べしてみます。それでは楽しみながら飲んでまいりましょう!

ドメーヌ・ボワニエルのアルマニャック

まずはドメーヌ・ボワニエルのアルマニャックとは・・・・といきいたいところですが、ボワニエルの概要については前回ボワニエル2001ヴィンテージの記事に書いていますので、そちらをご参照下さいませ。

参考
ドメーヌ・ボワニエルとは?

ドメーヌ・ボワニエルの重要なポイントを簡単にまとめると下記のとおりです。

  • アルマニャックの生産域でも品質の高いアルマニャックが多く輩出される「バ・アルマニャック」地区にある生産者
  • ブドウの栽培から蒸留、熟成、ボトリングまで全て自分たちで行う、いわゆるプロプリエテール
  • ボワニエルのブドウ畑は22ヘクタールの自家畑のうち、14ヘクタールで希少なフォルブランシュ種のブドウを栽培
  • 年間生産量は約40樽分ほどという小規模
  • 全ての商品においてノンカラメル、ノンチルフィルタード

ドメーヌ・ボワニエル1986フォルブランシュの基本情報

改めて今回のドメーヌ・ボワニエル1986フォルブランシュの基本情報を記載します。

ドメーヌ・ボワニエル 2001 フォルブランシュ

容量:700ml
アルコール度数:49%
ヴィンテージ:1986年
ボトリング:2020年12月
熟成年数:約34年
生産域:バ・アルマニャック
ブドウ品種:フォルブランシュ100%
輸入業者:(有)スリーリバース
購入価格:税込30,800円(2021年11月時点)

ドメーヌ・ボワニエル2001フォルブランシュの感想

香り立ち

最初の印象はトーストした木・土、くすぶる焚火の煙、焼いたキャラメル。濃いタンニンを象徴するような香り立ちの群れ。

少し溶剤・・・エステル由来の香りを感じつつ、ミントのような爽快さも一部拾うことができます。

その中にもフルーツ系の要素はちゃんと存在し、レーズンやプラムの酸味を中心としつつ、わずかにほんのりと香ピーチ感。

そしてそれらをダークチョコ、カカオといった甘みを連想させる素材が柔らかく包み込みます。

味わい

がっつりとパンチの効いたアタック。スパイシーさと、やはりタンニン感は強め。

その後プルーン、ドライイチジクといった酸味を含んだフルーツ要素が顔を出します。砂糖入りの紅茶にほんのりとシナモンを混ぜたような「甘いけどスパイシー」といった何とも不思議な感覚に見舞われます。

最初は樽感がやや強い部分もあり気になったが、徐々にそれはバニラへと変化していきます。15分くらいはグラスの中においてから飲みたい1杯。

余韻としてはしっかりとドライオレンジの柑橘感が鼻から抜けていきます。

ドメーヌ・ボワニエル2001との比較

前回購入したドメーヌ・ボワニエル2001とも比較してみます。

参考
ドメーヌ・ボワニエル2001フォルブランシュのレビュー

"タンニン強め" "焼いた木"といいた共通要素は健在。もちろん方向性としては大いに共通する部分はあります。

特徴として煮詰めた砂糖のような甘味は2001の方が強く感じます。

今回の1986は2001に、よりカカオの要素とドライフルーツ感を足したような・・・
あと1986を飲んだ後に2001を飲むと、2001にとても「薬」要素を感じてしまう。後からハッとしたのですが、2001にメンソレータム・・・まぁメンソールやミントの要素を強く感じました。これは2001年単体で飲んでいた時には気づかず、1896と比較して改めて認識した要素。

1986では隠れながらも少し感じたミント感が2001の方がより手前に出ている感じですね。

カステルフォート1986との比較

我が家にあるもう一つのアルマニャック1986ヴィンテージ。アルマニャック カステルフォート1986です。

参考記事
カステルフォート1986のレビュー

これは飲む前からある程度予想がついていたのですが・・・ボワニエル1986を飲んだ後にカステルフォート1986を飲むとめちゃめちゃ薄く感じる(笑)

カステルフォート1986ストレートがまるでアルマニャックの水割りのように感じてしまいます。もとよりカステルフォートはあまり得意なアルマニャックではありませんしたが、うーんやはり工業的に大量に作られるヴィンテージは加水による薄っぺらさが表に出てしまうのか。

もちろん、生産域や原料も異なりますが、これはさすがに・・・。あまりネガティブな事は言いたくないですが、カステルフォート1986の余韻の短さと単調さといった悪い面が強調されてしまった形です。

価格的にもボワニエル1986の方が3倍以上高いので、当然と言えば当然なのかもしれません。

まぁ水のようにすいすい飲めて、量を飲んでも疲れないのはカステルフォート1986の方です。合掌。

ドメーヌ・ボワニエル1986フォルブランシュまとめ

やはり全体的にずっしりと重みがあり、アルマニャックの中でもウッディな要素が強い方。それを少しドライフルーツ感が包み込んでいるような印象。

ドメーヌ・ボワニエルの他のヴィンテージにおいてもその傾向は同じ方向を向いていいます。

ウイスキーファンにも人気があるのも納得の飲みごたえです。

価格帯は3万円前後と、同ヴィンテージ、同熟成年数のアルマニャックとしてはなかなか高い分類に入りますが、アルマニャックとしては間違いなくクオリティが高く満足感を与える1本。それと同時に、その重厚さとパンチの強さからもずっと飲んでいると疲れてくる一面もあります。最初から最後までこればかり飲めと言われたらちょっとキツイかも。

ノドを潤す意味でも、何か食べ合わせとして一緒に口にしながら飲みたいですね。チョコレートとかよりも、もう少しオイリーでノドに膜をはってくれそうなものがよいかもしれません。やはり個人的にはアボカドのニンニクバターソテーとか、フォアグラのソテーとか・・・そんな感じの味の濃いものと合わせたいですね!意外と牛乳との飲み合わせもよかったりします。

あとこれはなかなか贅沢ですが、このくらい濃厚なアルマニャックですとヴァニラアイスにかけて食べると超絶あう。コニャックより遥かに合うので是非一度お試しあれ。

1986は私の生まれ年ということもあって、是非誕生日や特別な日に特別な料理と一緒に楽しんでいきたいアルマニャックです。

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