今回はちょっと変わったブランデーおすすめの飲み方。「ボルドリー・フレシュール」を紹介します。
ボルドリー・フレシュールはもともとカミュ社がおすすめしている「カミュ ボルドリー VSOP」を使った飲み方です。ボルドリーVSOPのフレッシュな味わいを引き出す簡単なカクテルです。
ざっくりどんなカクテルかと言うと、レモンジュースと生姜の成分を混ぜたフレーバーアイス(氷)をコニャックに1個入れるだけの簡単でちょっと変わった飲み方ですが、この生姜がコニャックに限らず、色んなブランデーにマッチするのです。意外。
ちなみに「フレシェール」はフランス語で「fraicheur」。涼味や新鮮さを表します。フレッシュってこと。
用意するのもの
フレーバーアイスの作り方
1. 鍋に「ミネラルウォーター」「レモンジュース」「角切りにした生姜」を入れ火にかける
2. 沸いたらすぐに火を止め、そのまま20℃以下になるまで置いておく
3. 角切りにした生姜を漉して取り除く
4. 製氷皿に流し込み、凍らせる
これでコニャックに入れるフレーバーアイスは出来上がりです。
基本的な飲み方
1. チューリップグラスに注いだカミュボルドリーVSOP(30mlくらい)に、作ったフレーバーアイスを1個入れるだけ
飲むと生姜とレモンの香りが織り交ざった不思議で美味しいコニャックを味わえます。
使用するブランデーについて
カミュ社がおすすめしている飲み方なので、使用するブランデーには「カミュ ボルドリー VSOP 」をおすすめしていますが、ボルドリー産のコニャックに限らず、アルマニャックでもカルヴァドスでも基本的にはどんなブランデーでも合います。カルヴァドスなんかでやるとまた全然違う風味になるかもしれません。
ただ、より美味しく頂くのであれば、ボルドリー産のブドウのみを使用したシングルコニャックの方がいいでしょう。元々ボルドリー産のコニャックはグランドシャンパーニュなどのコニャックと比べて甘く、フラワリーに感じる事が多いので、その甘味とフラワリーな味わいが生姜のピリッとした風味によくマッチします。
また、生姜の風味とブランデーのマリアージュを楽しむカクテルなので、そこまで高価なブランデーを揃える必要もないでしょう。ボルドリー産のシングルコニャックといえば、ドゥピュイ1971年ボルドリー のような高級コニャックもありますが、ちょっと気が引けますよね。やはりカミュ ボルドリー VSOP あたりが価格的にも質的にもちょうどよく、お手軽で気軽にボルドリー・フレシュールを楽しむことができるしょう。
生姜とブランデーの意外なマッチング
初めてこのボルドリー・フレシェールを飲んだ時は結構衝撃でした。
ここまでコニャックと生姜・レモンフレーバーが合うものなのか・・・と。まぁコニャックとジンジャエールのハイボール「フレンチハイボール」があるくらいなので、言われてみればなるほどって感じですよね。ただ、知らなければ中々試みない組み合わせでしたね。
材料さえあれば難しい調理は必要なく楽しめる簡単カクテルなです。コニャックに限らず、色んなブランデーと生姜フレーバーアイスとのマリアージュ、是非皆さんも試してみて下さい。