珍しいコニャックを頂いたシリーズその3。前回の記事「ヘネシー250周年コレクターブレンドのレビュー」「マルセルラニョー激レアコニャックのレビュー」の続編です。
今回はダニエルブージュが作るのコニャックの一つ「フランソワ・マランジェ(Francois de Marange)」です。飲ませて頂いたのは1814年、1910年、1914年の3種類。
どれも超レアもの。↓
フランソワ・マランジェとは?
そもそも「フランソワ・マランジェ(Francois de Marange)」というコニャックを初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。
このコニャックはグランドシャンパーニュのプロプリエテールコニャックの作り手とりて有名なダニエル・ブージュが、自社畑以外のブドウを原料として蒸留して作ったヴィンテージコニャックのブランドの事です。ダニエル・ブージュのセカンドブランド的なコニャックです。ヴィンテージコニャックなので、その年代のブドウを中心に作られたこを示します。
ダニエルブージュといえば原料のブドウはグランドシャンパーニュですが、この「フランソワ・マランジェ」は物によってファンボア産だったりプティットシャンパーニュ産だったりボルドリ産だったりとバラバラです。単一種で作られたコニャックなので、その産地以外のブドウは混じっていません。
自家栽培かつ砂糖・カラメル無添加がウリのダニエルブージュが作る自家栽培じゃないコニャック。面白いですね。
今回のフランソワ・マランジェ3種類
フランソワマランジェのボトル自体は過去に見たことあったのですが、この古い年代のものは初めて飲みました。いやはや1814年って・・・
とりあえず一つ一つ見ていきましょう。
Francois de Marange 1814 Borderies
(フランソワ・マランジェ1814年 ボルドリ)
今回最も古い年代のヴィンテージコニャック。このコニャックはボルドリ産のブドウを原料として蒸留されています。
ラベルを見ると「Mis en bouteilles le 28. 02. 06」と書いているので分かりますが、2006年2月28日に瓶詰されたものです。ボトリング自体は比較的新しいです。
ちなみにアルコール度数は42.8%。
Francois Marange 1910 Grand Champagne
(フランソワ・マランジェ1910年 グランドシャンパーニュ)
1910年のヴィンテージ。こちらはグランドシャンパーニュのブドウを原料としています。
ボトリングは2006年11月5日です。アルコール度数は42%。
Francois Marange 1914 Grand Champagne
(フランソワ・マランジェ1914年 グランドシャンパーニュ)
1914年のヴィンテージ。こちらもグランドシャンパーニュのブドウが原料です。ボトリングは同じく2006年。(2月?)
アルコール度数も同じく42%。
フランソワ・マランジェの味と風味は?
・・すみません!!!ほんっとうにすみません!!!!!
覚えてません。。。
実はこの時、既に20杯近くグラスでコニャックを頂いていて、めちゃくちゃ酔っていたのです。(笑)
ブランデーサイトとしてあるまじきですが、正直に言います。味覚と嗅覚がメチャクチャで頭がグルグルな時に、こんな超貴重なものを飲んでしまった事を激しく後悔しています。(写真だけはちゃんと撮った)
あぁぁぁーーー。
たぶん・・・濃厚な味わいと香りを楽しめるコニャック!そして普段のダニエルブージュとはまた違った味わいを楽し、新しい発見があるコニャック・・・だったはずです。
うん、きっとそうに違いない。・・・そういうことにしておこう。
もう、こんな貴重なコニャックを飲ませて頂いた、という思い出だけでお腹いっぱいです。
あぁ・・・でもまた飲んでみたい。。。
フランソワ・マランジェはどこで手に入るか?
今回私が飲んだ年代(1814年、1910年、1914年)のヴィンテージは近年ではなかなか手に入らないでしょう。1800年代~1900年代初期のものは一昔前は多く流通していたそうですが、近年はストックも激減。量も限定されているので、ほぼ手に入らいと思っていいかもしれません。激レアです。
1970年代~1990年代の物など、もう少し若め(最近の?)のフランソワ・マランジェであれば楽天等の通販サイトでもまだ取扱いはあるようです。結構いい値ですが。
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