コニャックブランド特集

ミュコーの特徴とおすすめラインナップ

2017年4月20日

メーカー別コニャック特集。

今回はパンサーのシンボルで有名な「ミュコー(Meukow)」です。

出典:http://www.meukowcognac.com/en/

ミュコーの歴史、特徴、おすすめラインナップを見ていきましょう。日本で流通しているボトル以外にもミュコーのコニャックはあるのでしょうか。

1850年スタートのミュコー

ミュコーの創設者はオーガスト・クリストフ(Auguste-Christophe)とガスタベ・ミュコー(Gustav Meukow)の2人です、その歴史は1850年代に遡ります。

彼らはシレジア(現在のポーランド南西部からチェコ北東部に属する地域)の出身です。その後、1862年にロシア宮廷のためのお酒を調達するためにフランス(現在のプティットシャンパーニュ)に移り住みました。

そして、オーガスト・クリストフは同年1862年8月1日に盟友のミュコーの名前を取ってミュコー社を設立し、自らコニャック作りを進めるようになりました。

その後、1979年にMichel Costeによって設立されたドイツのCDG(Compagnie de Guyenne family)社の一部となり、世界中にコニャックを展開するようになりました。

2017年現在はMichel Costeの息子であるPhilippe Coste氏と2人の妹達によってミュコーが経営されています。

現在のミュコーのセラーマスターは?

現在(2017年4月時点)のミュコーのセラーマスターはAnne Sarteauxという女性の方です。2007年から今までミュコーの最終的な味わいを決定づける役割を担っています。

出典:http://www.meukowcognac.com/en/

ミュコーに使われているブドウの産地は?

フローラルな味わいを引き出すために、ミュコーは主にグランドシャンパーニュとプティットシャンパーニュ産のコニャックを使用して熟成・ブレンドを行っています。

また、フルーティーさのバランスを保つために、ファンボア、ボンボア、ボルドリ産のコニャックもブレンドに使用しています。

ミュコーのシンボルは?

現在、ミュコーブランドはパンサーのシンボルで有名です。

このパンサーのシンボルは1993年に採用されました。

力、優雅さ、柔軟さというミュコーが大事にする3つの想いを込めたシンボルマークです。

ミュコーのツアーも体験できる

ミュコーでは、カミュや他の大手コニャックメーカー、一部のプロプリエテールなどと同様に、ミュコーの生産過程を見学できるツアーが組まれています。

ミュコーの蒸留所、熟成所などをそれぞれ見学可能で、ツアーの最後にはシェフが作る料理と共に、ミュコーのコニャックを楽しむことができます。

・・・え?
もちろんフランスの現地に行かないと体験できませんけどね。。。

ツアーの申し込みはコチラから可能です。(英語かフランス語かオランダ語のみ)

ミュコーのラインナップ

ミュコーはに定番品コニャックから限定コニャックまでは多くのラインナップが存在します。

中には日本に流通していないものもあるので、有名処の一覧を見てみましょう。基本的に下に行くほどランクが高くなります。下線が引いているコニャックでは日本でも通販で入手可能です。

ミュコーおすすめの一品は?

恐らく日本でも手に入りやすく、価格的にもお手頃かつある程度深みのある味わいを楽しめるクラスとしてはやはりXOでしょう。
ミュコー XOがおすすめですね。

XOが2種類あるけど?

ミュコーのXOには通常の「XO」と「XOグランドシャンパーニュ」の2種類が存在します。

通常のミュコーXOは「ミュコー XO Extra Old」とも呼ばれており、グランドシャンパーニュとプティットシャンパーニュ、ファンボア、ボンボア産コニャックのブレンドです。

それに対して、「ミュコーXO グランドシャンパーニュ」はグランドシャンパーニュ産100%のコニャックとなります。

「ミュコー XO グランドシャンパーニュ」の方がグランドシャンパーニュ100%という事もあり、価格的にも希少性も高いのですが、実はこちらはあまり日本では流通していません。
一般的に手に入るミュコーXOは様々な産地のコニャックがブレンドされた前者のノーマルな「XO」となります。

Amaozn楽天からも入手可能です。

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