2019年4月1日、新元号が「令和」に決まりましたね。平成も残すところあとわずか。
ということで、何の脈絡もなく、私の持っているグラスで平成にて家飲みで一番使用頻度が高かったグラスを見てみましょう。(笑)
結果は・・・
これまでコニャックはじめブランデーの味わいにおける様々なグラスの比較検証を行ってきました。
関連記事
→リーデル社グラス比較・検証シリーズ【第2回】
→コニャックグラス比較検証第2弾:その②若いコニャック編
→コニャックグラス比較検証第2弾:その③熟成の進んだコニャック編
コニャックはじめブランデーをストレートで味わうにあたり、最も評価の高くおすすめだったのは、今のところリーデルのソムリエシリーズ コニャックXO、そして次点でルイジボルミオリのヴィノテクスピリッツということで落ち着いています。
しかしながら、最も評価の高いグラスと、最も使用頻度が高いグラスは必ずしもイコールになりません。
私のなかで家飲みにおいて最も使用頻度が高かったグラスは・・・・
ずばり、どノーマルなテイスティンググラス!!!
である。
(↓これ↓)
テイスティング会やテイスティングセミナーなどでも良く見るやつです。
え?
答えは分かってた?
まぁ、そうなりますね。。。
日々のメンテナンス性は最強である
私はよく自分の部屋でPCの前に座ってブランデーを飲みながらネットしたり動画を見たり、ブログ書いたりしています。
その際によく持ってくるグラスはこのノーマルなテイスティンググラスとデイリーコニャック。
メリット1:倒れにくい
パソコンやマウスを触りながらコニャックを飲んでいると、たまに手がグラスに当たりそうになったりすることもあります。仮に当たってしまっても、グラスの背丈が低いおかげか、結構安定感があって倒れないんですねこのグラス。
メリット2:そこそこ香る
まぁ恐らく世界中で最も使われている形状のテイスティンググラスですから、グラスの膨らみもそこそこあり、それなりに香りを楽しむことができます。さすがにリーデルのコニャックXOやルイジボルミオリ ヴィノテクスピリッツと比較すると、どうしても劣ってしまいますが、VSOPクラスやお手頃価格のデイリーコニャックを楽しむには十分な効力を発揮します。
無難な丸みを得ていることから、コニャックに限らず、ウイスキーやその他スピリッツ全般のテイスティングにも使えるオールラウンドプレイヤーです。
メリット3:じゃぶじゃぶ洗える
個人的に最大のメリットはコレ。
気兼ねなく洗える。
他の食器と一緒に洗える。
多少食器や物にぶつかっても割れない。 さすがある程度ハードな利用環境を想定されて作られたテイスティンググラスであります。この厚手のソーダガラス。薄張りグラスやクリスタルグラスと比べると圧倒的な耐久力(笑)
他の食器と一緒にじゃぶじゃぶ洗って、ガチャガチャと水切りカゴの中に置く事ができます。
令和の世でも大いなる活躍を
ということで、耐久性、メンテナンス性という利点を活かし、使用頻度という観点からは他のグラスを圧倒的に引き離す勢いで使用しているテイスティンググラス。
1脚何万円もするグラスを割ってしまうと精神的ダメージが大きいですが、これであれば万が一割れた場合でも精神的ダメージは何十分の一に軽減されます。
とは言っても、決して「ぞんざいに扱っても良い」と言っている訳ではありません。洗った後は水滴が残らないようきちんと拭き上げて、他のコニャックグラスと同様に大切に扱ってあげましょう。これだけは絶対にやった方がいいです。水滴がついたまま自然乾燥に任せていると、次回使用する際に水道水のにおいがグラスに残ります。(このカルキっぽい匂いは意外と厄介で、コニャックの香りを完全に邪魔します)
しかし、拭き上げ時にもこちらの「繊細なグラスでやってはいけない拭き方」で紹介したような事故が起こりにくいのもこのテイスティンググラスのメリットでもありますね。
耐久性、メンテナンス性においてのみ焦点を置くとすると、このテイスティンググラスはかなりおすすめのグラス、という事になります。あと安い。
令和の世になったこれからも、このテイスティンググラスは使用頻度ナンバーワンのグラスとしてしばらく頂点に君臨しつづけることでしょう。