つい先日、嬉しいことにレミーコアントロージャパンよりお声がけ頂きまして、2018年6月20日(水)15:00~に開催されたレミーマルタンXOセミナー「DISCOVER THE NEW WORLD OF RÉMY MARTIN XO」のメディアセッションに参加させて頂きました。
このセミナーではレミーマルタンオーナーファミリー4代目ブランドアンバサダーでもあるフロリアン・エリアール・デュブルイユ氏が来日され、同氏にプレゼンして頂く貴重な機会となりました。
そのセミナーの様子を写真と合せてレポートします。(ちょっと長いです)
セミナー概要
「DISCOVER THE NEW WORLD OF RÉMY MARTIN XO」と題されたこのレミーマルタンセミナーは、その名の通りレミーマルタンXOに関することがメインのセミナーで、レミーマルタンの歴史、テイスティング、フードペアリングなどを通してレミーマルタンを再発見して頂く、という趣向のセミナーでした。6/20から数日開催され、そのうち6/20の15:00~の部は報道関係者向けのセッションとのことでした。正確には覚えていませんが、このセッションの参加者は12~13名?くらいだったと思います。
開催場所は表参道のザ・ストリングス表参道の3階。
なんかめっちゃセレブ感漂う場所でした。ジーパンとワイシャツとリュックとスニーカーという、かなりラフな格好で行ったのですが、何か浮いてた感じがしたのは気のせいだきっと。
フロリアン・エリアール・デュブルイユ氏とは
さて、今回メインスピーカーとなるフロリアン・エリアール・デュブルイユ氏ですが、彼のプロフィールを頂いたパンフレットより拝借します。
「1985年パリにて、メゾン・レミーマルタン オーナーファミリーの4代目として誕生。2007年にパリ第1パンテオン・ソルボンヌ大学大学院を卒業、2008年にはロンドン大学シティ校のカス・ビジネス・スクールを卒業。その後、カナダにてマーケティングの実務経験を積んだのち、2015年4月にパリのレミーコアントローグループに入社。以来、「ルイ13世」ブランドアンバサダーとして活躍し、2018年1月、メゾン・レミーマルタン インターナショナル・ブランドアンバサダーに就任。」
レミー家直系のお方。レミーマルタンのブランドアンバサダーとしてフランスから来日されました。
↑そしてこのイケメンである。(良い写真を撮らせて頂きました)
1985年うまれ・・・あれ、私1986年うまれなので1つしか変わらないですね。
何でしょうこの遺伝子レベルの敗北感は(笑
そんな氏にお会いするのは私も初めて。うーん、光栄。
セミナーの様子
さて、ご紹介はこの辺にして、セミナーの様子をご紹介。
開催場所もそうですが、会場内もレミーマルタンらしいセレブレティな空間でした。
会場には円卓があり、そこに3~4つの席が用意されています。
え、結婚式か何かですか?
開会~挨拶
予定より10分ほど時間が押して15:10に開始。
レミーコアントロージャパンの方からのご挨拶のあと、レミーマルタンXOのブランドアンバサダー(フロリアン氏とは別)であるマイリス・ドゥヴィールさんからご挨拶がありました。
今年2018年から日本でのレミーマルタンXOのブランドアンバサダーに就任されたそうです。こちらもめっちゃ美人な方。私より10cmくらい背が高い。
レミーマルタンの歴史
挨拶が終わると、フロリアン氏によるセッションに突入します。
まずはレミーマルタンの歴史やレミーマルタンコニャックの作り方などの紹介。
レミーマルタンが創設された1724年から始まり、300周年となる2024年に向けてのレミーマルタンの歴史を紐解きます。きっと300周年となる2024年前後にはレミーマルタン300周年ボトル的なやつは絶対出ると思うので、要チェックですな。
その後はレミーマルタンコニャックの製法やコダワリポイントなど。
レミーマルタンの特徴であるフィーヌシャンパーニュ(グランドシャンパーニュ+プティットシャンパーニュ)土壌の特徴や、使われるブドウ品種として95%を締めるユニブランの特徴、蒸留・熟成・ブレンドの過程が紹介されていきます。
スタンダードな内容ですが、やはりセミナーとしては外せない所ですね。
セッションの中でも大手の力を感じたのは、契約しているブドウ農家の量。その数なんと1200農家。やはり大手の規模は凄いですし、グランドシャンパーニュとプティットシャンパーニュの中にこれだけの数の農家があることにもびっくりですね。
一通り製法のスピーチが終わったあとは、各商品の特徴。
今回主に紹介されたのは、テイスティングにも用意されているレミーマルタン VSOPとレミーマルタン XO、そしてそれらに合うフードペアリングの紹介でした。
スピーチ中のポイントは次の通り
【レミーマルタンVSOP】
・ブレンド原酒は若いもので4年。古いもので14年の原酒がブレンドされている。
・冷やした状態だと牡蠣と合うのでおすすめ
・ドライな状態だとロックフォールチーズと合う
【レミーマルタンXO】
・ブレンド原酒は若いもので10年。古いもので30・35年の原酒がブレンドされている。
・フロリアン氏的にはパルメザンチーズとのフードペアリングが一番好き
・パルメザンチーズは24ヵ月熟成が一番的確かも
・XOのアロマにはカカオが含まれるため、同じアロマのブラックチョコレートもおすすめ
・オレンジピールの砂糖漬けも同じく同調できるのでおすすめ
その後はレミーマルタンを使ったカクテルのすすめでした。自宅で一番手軽に楽しめるカクテルとしてホーセズネックをおすすめ。
スライドで紹介のあったレシピとしては次の通り
1.レミーマルタンVSOP 60ml
2.上質のジンジャエール 120ml
3.アンゴスチュラビターズ 2~4ダッシュ
4.レモンピールガーニッシュ
・・・まぁ、所謂コニャックハイボールです。
そりゃ一番簡単で飲みやすいですわ。
テイスティングタイム
さてスピーチの後はお待ちかねのテイスティングタイムです。
テイスティングアイテムとしては次の3つ。
↑レミーマルタン オードヴィ(プレミア)
→蒸留したての原酒です。アルコール度数は約70度。
↑レミーマルタンVSOP
↑レミーマルタンXO
この中で個人的に最も興味深かったのは原酒のオードヴィでした。なかなか機会ないしね。
それぞれのテイスティングを順番に行います。
まずはプレミアと呼ばれるのレミーマルタンのオードヴィーを頂きます。香りは洋ナシっぽい。マスネ社のポワールウィリアムスを連想させるくらい強烈な梨感です。セミナーでは、蒸留所でのテイスティング方法に従って、これに水を混ぜることに。
え、マジか。
と思いましたが、郷に入っては郷に従えということで、水を混ぜると、意外といける。
水で割ることでコニャック独特のエステルが露わになり、よりエステル香を感じやすく・・・なった気がします。水で割ると味わいはライチ風味に変化します。
通常のアルコール40度くらいのコニャックを水で割ると、ブドウの成分であるタンニンが水と喧嘩してエグみが出るのですが、まぁ、元が70度あるので、半分くらい割っても全然いけます。意外と美味しい。
その後はVSOP→XOと続いていくのですが、さすがに飲み比べるとXOの甘味が引き立ちますね。
ドライフルーツと、レミーマルタンXO特有のシナモン系のスパイシーさが余韻として残ります。
ところで、テイスティングの合間合間にフロリアン氏がこちらを見て微笑んでくれます。
うわっ、眩しすぎる;つД`)
このキラースマイル。漂う「この人いい人」感。
慣れてない私はドキドキしつつも顔が引きつります(笑
と、一通りテイスティングを終えたら、次はフードコーナー(!?)へ。突然奥の扉が開いて、これまた豪勢な立食会場に案内されました。
立食フードペアリング
立食会場ではめちゃくちゃいっぱいフードが用意され、様々な食材とレミーマルタンXOとの組み合わせを楽しむことができました。流石レミーというか、やはりレミーというか・・・。
フロリアン氏と乾杯しながら、遠慮なくフードを頂いていきます。
ここではレミーマルタンXOをワイングラスに注いで楽しむ流れになります。
↑ワイングラスのプレートにもレミーマルタンのシンボルであるセントーが・・・。このグラス欲しいなぁ。
他の参加者と交わりながらの立食会でしたが、私は食べることと会場の観察に夢中で、全然交流できませんでした・・・。
しばらくするとグラスに氷を入れて、「オンザロックでお楽しみ下さい」との勧めがありました。
おっ・・・これは・・・
と思いましたが、ちょっと個人的にあまり受付ませんでした。どうしても水が混じって希釈されることで香気成分が抜けてしまうのがダメっぽい。
ただ、これはあくまでも私の感覚なので、あまり強いお酒が得意ではない方にとってはとっかかりやすい飲み方だと思います。レミーマルタンXOに限ったことではないですが、オンザロックにすることで、ワイングラスに注いでもアルコールの刺激臭が緩和されます。
そしてしばらくペアリングを楽しみ(というかひたすら食べていたのだが)、フロリアン氏と数分会話してセミナーはお開きムードへ。
ちなみにフロリアン氏にはプロモーションについて伺いました。
私:「今後のレミーのプロモーションにおいて、前回のジェレミーレナーのように有名な俳優を起用する予定はありますか?」
フロリアン氏:「うーん、今の所まだ決まってなくて、今探しているところです。何か良い案はありますか?」
私:「そうですね・・・是非日本人の女優を起用して下さい。例えば○○○○とか。」
フロリアン氏:「分かりました!ちょっと調べて参考にしてみますね!」
ホンマかいな(笑
その後ツーショットで写真を撮らせて頂きました。
めっちゃ服装乱れてる私。もう少しちゃんとした格好で来ればよかったわ。
立食があっという間に過ぎてしまったので、フロリアン氏と話せる時間が少ししかなかったのが心残りですが、貴重な時間を過ごすことができました。
レミーマルタンXOセミナーまとめ
さて、今回初めてレミーマルタンXOセミナーに参加したわけですが、そのまとめをば。
- フロリアン氏は私と歳1つ違い
- レミーマルタンっぽくセミナーめっちゃ豪華
- やっぱ大手の規模はすごい
- オードヴィーの水割りは意外とイケる
- XOのオンザロックは個人的にはやっぱちょっとアレだ・・
- フロリアン氏イケメン
- レミーマルタンXOとパルメザンチーズ合うね
- フロリアン氏キラースマイル
こうくると、大手メーカーのXOコニャック飲み比べもまたやってみたくなりますね。
コニャックBig 5と呼ばれる「ヘネシーXO」「レミーマルタンXO」「マーテルXO」「カミュXO」「クルボアジェXO」は外せないですね。実は昔この5つは揃えて飲み比べしたのですが、今改めて一気にやるとまた新しい発見があるかもしれません。吉と出るか凶とでるか・・・。全部XOにすると結構値段いきますけど・・・。
今回のレミーマルタンXOセミナー「DISCOVER THE NEW WORLD OF RÉMY MARTIN XO」ですが、私が最もNEWにDISCOVERできたのは、オードヴィーの水割りでした。
そして今回改めて感じたのですが、意外と当ブランデーダディを見て頂いてる業界関係者の方が多いということ。
すみません、何か昔の記事とか、このサイト立ち上げ当初の記事とか、稚拙なこと書いてたり若干テキトーな事書いてたりするので、リライトしなければ・・・。
以上、レミーマルタンXOセミナーのレポートでした。
今回は基本的にセミナーの内容を写真と文章でレポートしたのみでしたが、また別記事で今回のセミナーを通じて感じた事や大手と小規模生産者について思う事を書いてみようかと思います。