2018年10月某日、注文していたコニャック「ド・リューズ(De Luze)」のVSOPとXOがようやく届きました。
どちらもグランドシャンパーニュ産の原酒割合50%以上とプティットシャンパーニュ産の原酒の混合である「フィーヌシャンパーニュ」のコニャックです。
以前から買おうと思っていたものの、日本国内には通販でも売ってなく、ちょうど某海外通販サイトでキャンペーンをやっていたので、フランスから直接個人輸入しました。以前購入したPark Cognacよりもやや時間かかって注文後2週間程で到着。
待ちわびたぜ・・・。
ド・リューズ(De Luze)とは?
コチラの「次買うコニャックと個人輸入」でも紹介したように、コニャック的には大分有名なブランド。特にXOクラスのDe Luze XO Fine Champagneの評価が非常に高く、様々な賞を受賞しています。
International Spirits Challenge 2017:GOLD
World Cognac Awards 2018:GOLD
San Francisco Spirits Competition 2013:GOLD
International Wine & Spirits Competition 2013:Outstanding
などなど・・・
一昔前は日本にも輸入されていたような・・・。一昔前のオールドボトルならまだヤフオクとかで入手可能っぽいです。
2つの家族が経営するコニャックメーカー
De Luze Cognacはグランドシャンパーニュの中心部に位置しています。ド・リューズの歴史は遡る事1822年。Alfred氏によって設立されました。その後コニャック経営は順調に進み、時は流れ、2006年にMaison Boinaudによって買収されます。
今は元々のDe LuzeとMaison Boinaudという2つの家系によるダブル経営となっています。Maison Boinaudは1640年より続くメゾンで、この合併によりド・リューズコニャックはグランドシャンパーニュに422エーカーの土地を所有する事になり、一気にコニャック作りを加速させました。
ちなみにMaison Boinaud はJ.DUPONT Cognacというコニャックブランドのオーナーでもあります。
現在このド・リューズコニャックの鍵を担っているのはMaison BoinaudとDe LuzeのトップRémi氏(33歳)とCharles氏(27歳)です。二人とも若い起業家です。
その起業家精神をもって、日々伝統的かつ革新的なコニャック作りに挑戦しているようです。
参考:
De Luzeの公式サイトはコチラ
ド・リューズ(De Luze) VSOP・XOの外観
さて、ブランドの説明はそのくらいにしておき、さっそく今回購入したド・リューズ(De Luze) VSOPとXOを見ていきましょう。
化粧箱はどちらもシルバーのシンプルな箱。
個人的にシルバーの外箱は少し安っぽく見えてしまうので、あまり好みではないのが正直なところ。
VSOPはノーズの長いボトルが特徴的です。
XOは平べったい系ボトル。カミュXOのボトルと近いものがあります。2011年に現行ボトルデザインへと変わったようです。
XOの方はラベルシールではなく、ボトルに直接刻印されており、高級感と重厚感があります。上部にあるロゴマークも印刷ではなく、直接彫られており、これまた良い感じ。
ド・リューズ(De Luze) VSOP・XOのスペック詳細
各スペックを見てみましょう。
ド・リューズ(De Luze) VSOP フィーヌシャンパーニュ
購入価格:34ユーロ(約4400円)
容量:700ml
アルコール度数:40%
熟成年数:約12年
最低熟成年数と割合は不明ですが、一番古い原酒は1989年にMaison Boinaudの畑から取れたブドウを使用しているとのこと。
主な受賞歴:
Agricultural Show of Paris 2013:金賞
International "Vinalies" 2012:金賞
World Selection of Spirits 2011:銀賞
San Francisco World Spirits Competition 2010:金賞
Internat. Wine and Spirit Competition 2009:銀賞
ド・リューズ(De Luze) XOフィーヌシャンパーニュ
購入価格:97ユーロ(約12700円)
容量:700ml
アルコール度数:40%
熟成年数:約 20年
こちらも最低熟成年数と割合は不明ですが、一番古い原酒は1980年にMaison Boinaudの畑から取れたブドウを使用しているとのこと。
主な受賞歴:
International Spirits Challenge 2017:金賞
World Cognac Awards 2018:金賞
San Francisco Spirits Competition 2013:金賞
International Wine & Spirits Competition 2013:Outstanding
ド・リューズ(De Luze)をグラスに注ぐ・・・が
それぞれ開封。そして抜栓の儀。
VSOPはコルク↓
XOはスクリューキャップです↓
このスクリューキャップ、めっちゃ重い。今までのスクリューキャップで一番重量感があります。
そして注ぐ・・・・
が、
このド・リューズXOめちゃめちゃ注ぎにくい!!!!
私が下手くそなのかもしれませんが笑
注ぎ口との間に唐突があり、グラスに近づけにくい上に、めっちゃ短いので、最初ドバドバこぼれた。
うわー・・・・やってもうた。
もったいない・・・・。
気を取り直して。
二つ並べるとこんな感じ↓
左がVSOP。右がXOです。
色味は当然XOの方が濃いですが、そこまで極端な違いはないですね。
どちらも少し褐色が混じった美しい琥珀色です。
カラメル添加有無は不明(おそらく添加あり)ですが、この色を見ると、改めてヘネシーVSOPの極端な濃さが際立ちますね・・・。
参考:
大手コニャックVSOP飲み比べ検証【前編】:ボトル~色味
さて、今回はここまで。
長くなりそうなので、次回その②ではド・リューズ(De Luze)VSOP・XOの香り立ち~味わいをレビューして参ります。
お楽しみに!
その②追加!