コニャックレビュー

コニャックDUQUAIアーリーランデッド グランドシャンパーニュのレビュー

2022年6月19日

今回のレビューはアーリーランデッドコニャック!

DUQUAI(デュカイ / デュケ)がリリースしているグランドシャンパーニュ100%コニャックです。

アーリランデッドコニャックとは?

アーリーランデッド(Early Landed)コニャックとはコチラの記事に詳細をまとめていますが、

フランス・コニャック地方で収穫から蒸留・樽詰めまでを行った後、樽の状態で英国に運ばれ熟成・瓶詰めされたコニャックの事を指します。アーリーランデッドとは「熟成前に陸揚げされた」という意味を持ちます。

熟成場所としては主にイギリス南西部の港ブリストルや、ロンドンのテムズ川沿いの倉庫を指すことが多く、これらイギリスでの熟成環境は、年間気温も低く(8~12℃)、湿度も平均95%となっているため、水分の蒸発が遅く、よりまろやかでフローラルな香りとなるのが特徴的です。(逆に湿度が低いとアルコールよりも水分の蒸発が早くなるためよりパンチのあるコニャックに仕上がる傾向にある)

今回のDUQUAIアーリーランデッドはアイリッシュ海に面し、マージー川の河口に位置するリバプールで熟成されたものだそうです。リバプールに樽が移動されたのが1999年。その後15年の熟成を経て2014年に瓶詰されました。

DUQUAIアーリーランデッド グランドシャンパーニュ基本情報

ではここで改めて今回のコニャックの基本情報のおさらいをば。

DUQUAI(デュカイ/デュケ) アーリーランデッド グランドシャンパーニュ

容量:500ml
アルコール度数:44.2%
リバプールに移された年(樽詰め年):1999年
ボトリング年:2014年
熟成年数:15年
生産域:グランドシャンパーニュ100%
輸入業者:スコッチモルト販売(株)
購入価格:税込11,800円(2022年6月購入)

それでは早速テイスティングして参りましょう。

香り立ち

最初にやや溶剤のようなアルコール感も少し拾ってしまいますが、その後にはちゃんと感じる蜂蜜、オレンジ、アプリコット。

アクセントとしてほんのりライチのような香りも。その後に折り重なるように追いかけてくるミントチョコレートのスゥっとした甘い香りが複雑性を持たせます。

樽由来のチョウジ系スパイスもちゃんと感じますが、そこまでバチバチ樽香を拾うわけではありません。程よいバランスです。

ヴァニラやお花系の要素は少な目な印象。

ちゃんとグランドシャンパーニュの華やかさが出ている香り立ちです。

味わい

やや辛口?。香り立ちでもそうでしたが樽感自体は少な目ですがタバコの葉を連想させるようなややスパイシーな印象を最初に受けます。

スパイス感の中にも感じ取ることができる花梨やグレープフルーツ。まだグランドシャンパーニュコニャックとしてのピークには達していないですが果実味溢れる熟成間は十分に感じとることができます。

余韻としては中程度で、鼻抜けにちゃんとオレンジは感じますが、ピーチやマンゴーなどの南国フルーツ系の複雑さはやや乏しい様子。

一般的に湿度の高いイギリスの河の近くで熟成されるアーリーランデッドコニャックは短い熟成期間でもまろやかになりやすい傾向にあるのですが、44.2%というアルコール度数もあってか意外とこのボトルはパンチが効いている気がします。

パンチはあるものの15年熟成という比較的若い部類に入るグランドシャンパーニュコニャックですが、他の20年~25年前後のグランドシャンパーニュコニャックと比較しても劣らない柑橘感と熟成感が出ているのはアーリーランデッド故の効果かなと思います。

しながら15年熟成のグランドシャンパーニュコニャック(500mlで1万2千円前後)という比較的若い熟成年数と価格帯を考えると、50年熟成の長熟グランドシャンパーニュコニャックに見られるようなトロピカル感を探すのはナンセンスというもの。やや高価な印象もありますが、品質からすると価格帯的に十分にその役割を果たしているのではないでしょうか。

元々このDUQUAIはBRAASTAD TIFONが所有するブランド。BRAASTADのコニャックは個人的にやや平坦でクリアな印象のコニャックが多いのですが、このDUQUAIアーリランデッドに関しては十分に力強いグランドシャンパーニュコニャックとして楽しめる仕上がりになっているように思えます。

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