前回の「ガストン・ブリアン100年物のコニャックを味わえる幸せ」に続き、2019年1月20日にコニャックエデュケイターの鯉沼氏邸で開催されたコニャック新年会(?)で頂いた珍しいコニャック達(プライベートボトル)をいくつかまとめてピックアップ紹介します!
この日は14時から23時過ぎの終電までひたすらコニャック・アルマニャック・ウイスキーを飲んだくれた日でした。
細かな説明や、感想は割愛しますが、写真と雰囲気だけでも楽しんで頂けたら幸いです。
写真に収めたボトル達
前回のガストンブリアン100年ものコニャックから始まり、まるでコニャック博物館にでも訪れたような夢のような時間でした。
ハイン(HINE)ヴィンテージ4本
HINE Vintage Cognac 1957/1961/1975/1978
コニャック ハインのヴィンテージシリーズを4本飲み比べ。
1957年、1961年、1975年、1978年。この辺のミレジムはもう手に入りません。
贅沢な飲み比べ・・・。
マルセルラニョー レゼルヴスペシャル
Marcel Ragnaud Reserve Speciale
現在のラニョーサボランの前身ブランドに当たるマルセルラニョー。そのレゼルヴスペシャルです。現行品ではラニョーサボランレゼルヴスペシャルNo20 (約20年熟成)ですが、こちらは裏ラベルを見ると25年熟成とあります。熟成年数もあるし、瓶の中で長期間眠っていたおかげか、現行品よりもかなりまろやかでした。
ラニョーサボラン パラディ 2010年ボトリング
Ragnoud Saborin PARADIS Bottle Designed by Lily Franky
前回のガストン・ブリアンと同じタイミングで飲み比べしたのですが、こちらは2010年ボトリングのラニョーサボラン パラディ。一般的に出回っているラニョーサボランパラディとは少しラベルが異なります。ラベルよく見ると、下の方に「Bottle Designed by Lily Franky」の文字が・・・。
このラベル、実際にあのウイスキー好きとしても有名な俳優リリー・フランキーがデザインしたものらしく、2013年くらいにリリースされたボトルっぽいです。1870年以前のプレ・フィロキセラの原酒を10%含んでいて、1870年以前の原酒入りラニョーサボランパラディの最後のロットだとのこと。これもレアボトル。
ポールジロー トレ・ラール ピラミッド
ポールジロー トレ・ラール(35年)のクリスタルボトルです。中身的にはポールジローの中でも評価の高いトレ・ラールですが、このピラミッドボトルは1959年の原酒が使用されています。日本向けには限定80本のみ入荷された貴重なボトル。味も形も美しい。
レイモン ラニョー トレ・ヴィエイユ
RAYMOND RAGNAUD TRES VIEILLE GRANDE CHAMPAGNE
ヘネシースリースター オールドボトル
Hennessy Three Star Old Bottle
特級表記。ボトルも中身も良い味を醸し出しているヘネシースリースター。
マーテル スリースター(ティンキャップ)
Martel Three Star
1950年~1960年頃に流通した珍しいマーテル スリースターのティンキャップボトル。
※ティンキャップとはキャップに針金が付いていて、針金のフックを上に跳ね上げると、キャップが外れる仕組みの栓。
サントリー ブランデーV.S.O
なぜこのボトルを空けたのかあんまり覚えていませんが、だいぶ昔の国産サントリーブランデーV.S.O。コニャックじゃないけど。
バッシュガブリエルセン3種飲み比べ
こちらは古酒ではなく、現在流通品と(2019年1月時点)日本未流通品のバッシュガブリエルセン(BACHE GABRIELSEN)の3本。
一番右の1992年は現在流通しているファンボア コニャック(BACHE GABRIELSEN FIN BOIS 1992)。
真ん中はこれから発売されるシングルカスクのボルドリ コニャック(BACHE GABRIELSEN SINGLE CASK BORDERIES Lot NO.94)。
一番左もこれから発売されるプテット シャンパーニュ コニャック(BACHE GABRIELSEN SINGLE CASK PETITE CHAMPAGNE)。
このBACHE GABRIELSENの一番左と真ん中については別記事で改めて紹介します。
写真に収めさせて頂いたのはこれだけですが、この他にも普段なかなか飲む事のできないコニャック、アルマニャックを多く頂きました。その他珍しいシングルモルトウイスキーなどバラエティに富んだお酒の数々。
夢のような時間(約9時間飲みっぱなし(笑))を過ごさせて頂きました。