1日目その2
2019年12月3日(火)
パリのシャルルドゴール空港からは高速鉄道のTGVを使ってアングレーム(Angouleme)まで移動し、そこからローカルの電車または車でコニャック市街地まで移動します。
TGVは日本からも予約可能です。
私は有名どころのレイルヨーロッパを使って予約しました。アングレームまで片道6800円くらいです。
チケットを印刷してこのQRコードを現地の機械で読み取ってチケットを出すのかと思っていましたが、聞いてみるとこのまま使えるので何もしなくて大丈夫とのこと。しかも結果的にTGV内でチケットチェックなんてされなかったわ(今回は)・・・。いらないじゃんこれ。
なお、シャルルドゴール空港から直通のTGVは第2ターミナルにあります。私の飛行機は第1ターミナル着でしたので、シャトル(空港内の列車)で第2ターミナルまで移動しなければなりません。
遅れるTGV
無事パリのシャルルドゴール空港に着いたものの、2019/12/5からフランス全土で行われる大規模ストライキの影響ですでに公共交通機関に大きな影響が出ている12/3夜。
当初の予定では18:14発のTGVに乗って21:00過ぎにアングレーム。そこから移動でコニャックには22時前には到着する予定でしたが、予定していた18:14TGVが結局2時間遅れ。
既に時刻は20:00を回っていました。
ヨーロッパの交通機関は遅れる印象しかないのですが、なかなかの洗礼です。
そして普段であればTGVの出発駅のホームは出発の20分くらい前にこの青い電子掲示板で「何番ホームにこの列車が到着しますよ~」と表示されるので、この掲示板をチェックしなければなりません。
他の列車も3時間遅れとかいろいろひどい状況。
何とも手厚い歓迎です。ありがとうフランス。
駅のホームはほぼ外(外気温1℃)なので、扉を隔てたセントラルで待ちます。ここも外とあまり変わらないので寒いのですが幾分マシです。
ここで買ったフォカッチャ(7€)がめちゃめちゃ美味しかった。心と体が温まります。
TGV出発:伊藤さんのお出迎え+謎のスペイン人
遅れること2時間、ようやくアングレーム行きのTGVが到着し、出発することができました。
私の席は向かい席になっており、正面にカップル、隣には40歳くらいの男性とご一緒することに。
見知らぬアジア人に対して「あそこで無料で食事がもらえるよ」とか「トイレはあっちね」とか色々教えてくれて、この3人がめちゃめちゃ優しくて気さくだった。ありがとう。。。
TGVには2等席と1等席があるのですが、私は荷物が多かったため、少し広めの1等席を予約しました。まぁ1000円くらいしか変わらなかったで、あまり値段的な差はありません。
TGVに揺られること約3時間、23:15頃アングレーム駅に到着。
実はこの日、数少ないコニャック在住の日本人であり、コニャックのクルボアジェに赴任している伊藤さん(通称サダさん)の計らいにより、アングレームまで伊藤さんが車で向かえにきてくれることになっていたのです。
結果的に2時間以上待たせることになってしまい、こんな遅い時間に申し訳ありません&ありがとうございます。
この時間はコニャックまでの電車もタクシーも動いてなかったので、本当に助かりました。
伊藤さんと共に駅を出て、車に向かっていると、何やら我々に話かけてくる怪しい人影が・・・
スカッシュ頑張れ!!
話しかけてきたのは、どうやら私と同じ境遇でアングレームまで遅い時間についてしまい、移動の手段をなくしたスペイン人の青年でした。
「コニャックまでの移動手段を何か知らない?」
とのことで、この方もコニャックに向かうそう。
「どうしようか・・・」と少し伊藤さん私で顔を見合わせたところ、これも何かの縁ということで、一緒に車でコニャックに向かうことに。
こんなこともあるんですねー。
話を聞いてみると、コニャックで開かれるスカッシュのトーナメントのため、スペインのマドリードから来たそうです。今日はエアビーでコニャックに滞在するとのこと。
頑張れスカッシュ!
そんなこんなで今後の予定やコニャックの状況を伊藤さんと話しつつ、車で約30分。
深夜0時近くにコニャックに到着。
スペイン人の青年を送り届け、この日のホテルへ。
この日予約していたのはコニャック市街地の小さなホテル。
深夜のチェックインを済ませ、部屋に向かいます。
この日はある程度遅くなることを覚悟していたので、本当に寝るだけの小さなホテルをとりました。
明日は朝8:30から予定があり、移動で疲れたので、0:30くらいにソッコー就寝。
そして朝目が覚めました。
何時だろう・・・
4:00 a.m.
朝4:00。
うそやろ・・・。
完全に時差ボケです。
その後は結局眠れず。3時間半睡眠で朝を迎えました。
仕方ないので、シャワーを浴びて、少しパソコンで仕事して、朝6時半からホテル周辺を散歩。
寒いですが、快晴で気持ちが良いです。
深夜は誰も人がおらず若干不気味な雰囲気でしたが、8時を過ぎて明るくなってくると良い感じの町並みを楽しむことができます。
しばらく歩いて、朝ご飯を食べて、ホテルを出る準備。
2日目はボルドリ地区のコニャック、オルドノーコニャックと大手マーテル、そしてBNIC(フランスコニャック協会)を訪問し、Park Cognacがある Tessendier and Fils社のオーナーのJerome氏とディナーの予定です。
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