コニャックレビュー

【前編】コニャック ドルーエ3種飲み比べ:1848年のルーツを辿る家族経営グランドシャンパーニュ コニャック

今回のブランデーは・・・・

2020年4月より国内でも正規販売が開始されたコニャック「ドルーエ(DROUET)」です!

(株)ウイスク・イーが輸入することになったこのコニャック、スタンダードラインナップ5本と、Bar DORASの中森氏による限定コラボボトル1本の合計6種類と豊富なラインナップが入って参りました!

今回私が買ったのはスタンダードラインナップのうち3本。

ドルーエ VSOP
ドルーエ XO ユリシーズ
ドルーエ パラディ ドゥ ファミーユ オルダージュ

です!

ちょっとボリュームが多いので、前半と後半の2つの記事に分けて参ります。

コニャック ドルーエの特徴と歴史

コニャック ドルーエはフランス コニャックのグランドシャンパーニュ地区セル・アングル村に位置する家族経営のコニャック生産者。1848年創業。

ブドウ栽培から瓶詰まで全ての工程を自社で行う、いわゆるプロプリエテール。海外ではよく「Single Estate Cognac」と呼ばれるコニャック生産者。

↓場所はここ↓

コニャック市街地から下の方(南)に約12km、スゴンザック村からも南西に約12kmという位置にあります。

生産エリアとしては先述したようにコニャックの畑でも力強く華やかなコニャックが生産されるグランドシャンパーニュエリアに属しますが、場所的にはプティットシャンパーニュが隣接する境界線に近い場所に存在します。

ドルーエが持つ畑は全体で40ヘクタール。そのうち70%がグランドシャンパーニュ、30%がプティットシャンパーニュという割合だそうですが、現在国内に入っているドルーエのコニャックは全てグランドシャンパーニュ100%のようです。

とは言っても私自身、このドルーエには直接訪問したことは無いので、以下の情報は主に輸入元およびドルーエのオフィシャルHPから得た情報となります。

親子数世代に渡る歴史

現在の当主は4代目のパトリック・ドルーエ(Patrick DROUET)さん。

ドルーエの創業ルーツを辿ると1848年に遡ります。この1848年というのは当時有名だった蒸留家Jean L'HOMME氏によって創業された年です。

そして現当主のパトリック氏の曾祖父母にあたるUlysseさんとElinaさんは創業者のL'HOMME家とこの土地のハウスキーパーとして長年従事したそうです。

その後、パトリック氏の祖父母にあたるIrèneさんとGabrielさんはそのまま仕事を引き継ぎ、その後近くのワイン畑を購入。

そしてさらにその後1969年、現当主パトリックさんの両親にあたるMoniqueさんとGérardさんがとうとう4ヘクトリットルの小型蒸留器を設置した離れ家とワイン畑を追加購入。ついに自社畑からワインを蒸留し彼ら自身のグランドシャンパーニュ産オー・ド・ヴィーを作る事に成功します。

そして現当主のパトリックさんの世代となる1987年、両親のピノーデシャラント作りに強く感銘を受けたパトリックさんは10ヘクトリットルの中型となるシャラント式単式蒸留器を2基追加設置し、現在のドルーエコニャック造りへと至っています。

ドルーエのHPのギャラリーインスタグラムにはパトリックさん達の子供達含め、まさに家族や地域の人達とコニャック造りを行っている微笑ましい写真を見ることができます。

コニャック ドルーエ3本の外観とスペック

ということで、今回買ったドルーエの3本を見て参りましょう。

とりあえず外観と基本スペックから。

ドルーエ VSOP

生産域:グランドシャンパーニュ
熟成年数:5~10年熟成のブレンド
アルコール度数:40%
容量:700ml
輸入元:(株)ウイスク・イー
購入価格:税込6,480円(2020年7月時点)

ボトルはスタンダードなスリムボトル。

ドルーエ XO ユリシーズ

生産域:グランドシャンパーニュ
熟成年数:15年~25年熟成のブレンド
アルコール度数:40%
容量:700ml
輸入元:(株)ウイスク・イー
購入価格:税込14,800円(2020年7月時点)

ちなみにユリシーズは現当主パトリックさんの曾祖父Ulysseに敬意を表して名前をとったもの。

XOの表記がめちゃめちゃカッコいい。好き。

実は外箱の「XO Ulysse」部分は印刷ではなく上からテープが貼られていました(笑)

ドルーエ パラディ ドゥ ファミーユ オルダージュ

生産域:グランドシャンパーニュ
熟成年数:20年~49年熟成のブレンド
アルコール度数:42%
容量:700ml
輸入元:(株)ウイスク・イー
購入価格:税込18,850円(2020年7月時点)

ドルーエの中でもフラッグシップボトルにあたるコニャック。比率は不明ですが長熟ブレンド。

横長のカラフェタイプのボトルは幅を取って置き場に困るため棚泣かせなボトルではありますが、個人的には大好きな形状。カッコいいから。

このボトルもHORS D’AGE の表記がモダンで素敵。

その他のラインナップ

また改めて購入できればと思いますが、今回買ったやつ以外の3つも簡単に紹介。

ドルーエ VS
→熟成年数3年~5年のブレンド

ドルーエ レゼルブ ドゥ ジャン
→熟成年数7~10年のブレンド。創業者のJean L'HOMME氏に敬意を表したボトル。

ドルーエ オルダージュ 1993
→BAR DORAS 中森保貴氏とのコラボボトル。1樽分そのままの限定300本。カスクストレングスでアルコール度数57.0%。

その他

ドルーエはその他にも、クラフトコニャックシリーズと呼ばれている面白いコニャックやオードヴィ、そしてピノ・デ・シャラントも作っています。

個人的にピノ・デ・シャラントが

ドルーエ3種類テイスティング

そんなこんなで一通りドルーエのバックグラウンドを追った所で、いざテイスティング。

3種類飲み比べー。

長くなりそうなので、次の記事【後編】に続きます。

※2020年8月中に公開予定

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