ABK6コニャックのアジアマーケットおよび輸出関連を担当しているアルノー氏。兼ねてより計画していた来日が2年ぶりに実現しました。
アルノーは私が2年前にコニャックに行ってABK6コニャックを訪問した際や、ストライキで電車が動かない中、空港までの帰りにコニャックからパリまで車で8時間かけて一緒に行ってくれたりと大変お世話になった人物。それからはずっとWhatappで連絡を取り合ったり、色々コニャックの情報を貰ったりとプライベートでも仲良くさせて頂きました。
詳しくはこの記事をご参照↓
- コニャック滞在記⑱:ABK6の全てを語ろう(1) 最大級のシングルエステートコニャック
- コニャック滞在記⑲:ABK6の全てを語ろう(2) 100年ものコニャック直飲み!ABK6の蒸留と熟成庫
- コニャック滞在記⑳:ABK6の全てを語ろう(3) マスターブレンダーとの貴重な2時間対話と10分で作ったオリジナルブレンドコニャック
- コニャック滞在記㉑:ABK6の全てを語ろう(4) 樽メーカーに潜入!そして蒸留体験と猫
- コニャック滞在記㉘:【最後】ありがとうコニャック!また次会う日まで
コロナもようやく落ち着いて(?)きた今、2年ぶりに来日し、一緒にコニャックのセミナーを開催する運びとなりました^^
入国手続きがめちゃめちゃ大変だった・・・
今回はフランスから直接日本に来たわけではなく、仕事で韓国に滞在後の日本入国でした。
フランスから直の場合は空港のPRC検査さえOKであればその後は自由に動けるのですが、2022年5月時点では韓国が指定国になっていたため、韓国から日本に来た場合は自主隔離の待期期間が必要でした。
通常は1週間なのですが、入国3日目に自費でのPRC検査を行って陰性であれば待期期間を3日間に短縮することが可能です。なので諸々の手続きを行って結果的に3日間の待期期間で済んだのですが、その入国と検査の手続きが大変だなんだって。。。。ビザの関係もあり外務省と厚生労働省に20回くらい電話かけました。
しかし何とか一番の心配だった入国は無事に完了し、5/6~5/9までの待期期間を経たのち、5/10から無事に自由になったアルノーでした。
バー巡りの夜
5/11(水)、アルノーはABK6コニャックの日本でのインポーターであるスコッチモルト販売株式会社とのミーティングを終えて、その後はアルノーと共にバー巡りへ。
日本のバーの良いところや、海外のバーとの違いなどを肌で感じてもらえたかと思います。
本当は3件4件と行きたかったのですが 時間や次の予定の関係もあり伺えたバーは今回2件。その短い時間でも私自身も含め改めてとても良い経験をさせて貰いました。
アルノーはアジア圏ではなくヨーロッパ、アフリカ、アメリカなど世界各国を回っているため、メニューだったり、並んでるお酒の種類だったり、注文のスタイルだったり、接客スタイルだったり、マナーの違いだったり、色々と諸外国との違いを改めて聞けて新鮮でした。特にアフリカのバーの話ってなかなか聞けないので・・・。
その辺りは後日別のインタビュー記事にまとめると思うので、お楽しみに^^
ABK6コニャックセミナー開催
翌日、来る5/12(木)はABK6のコニャックセミナーを開催。
会場は酒育の会のウイスキーセミナーなどでもお馴染みの神楽坂ラウンジにて。
今回私はセミナーの進行と通訳として主催側に立たせて頂きました。
5本のコニャックをテイスティング
今回テイスティングに使用したアイテムはABK6コニャックの定番品とアルノー氏が今回持ってきたスペシャルボトル(非売品)。
まずはABK6VS、VSOP、XOルネサンス、フラッグシップボトルのEXTRA、そして最後の1本がスペシャルボトル、ABK6コニャック1990年ビンテージ(グランドシャンパーニュ100%)です。
ABK6のコニャックはこれまで主にファンボアとプティットシャンパーニュのブレンドがメインだったのですが、近年新たに取得したグランドシャンパーニュの畑から作られたコニャックです。これまでABK6にとってグランドシャンパーニュのコニャックはまだまだストックが少なかったため、なかなか単体での製品化ができませんでしたが、ようやく近年グランドシャンパーニュ100%のコニャックが製品として出せる体制が整ってきました。
今回のボトルは非売品ですが、今後新たにグランドシャンパーニュ100%のABK6コニャックが登場しますので、そちらはまた楽しみですね。日本に輸入されるかどうかはまだ不明ですが。
質疑応答タイム
一通りブランドの解説とテイスティングが終わったあとは質疑応答タイム。
参加者の皆様のとても良いご質問が飛び交いました。
私も通訳しながらだったので、途中少しテンパったりしましたが、何とかなりましたでしょうか・・・・。
通常ブドウの糖度が上がりすぎるとアルコール度数は下がってしまうのですが糖度とアルコール度数の関係性とかテンパって逆のこと言ってしまったり( その後訂正しました )、自分でも「あれ?」ってなったり、酒育の会の谷嶋さんに少し助け船を出してもらったり、日本語の説明がめちゃめちゃ分かりにくくなってしまったり、終了時間をオーバーしてしまったりと反省すべき部分が多すぎてお恥ずかしい限りでした。。。(凄く分かりづらかったと思います本当にすみません。。。)
叶うことならもう一度やりたい。。。
しかもセミナー中とセミナー前後ドタバタしてて全然写真撮ってなかったです。
いかんせん私がセミナーに慣れていない故、色々と拙い部分はあったかと思いますが、、、 参加者の皆様にコニャックを楽しんで頂けたようでしたら幸いにございます m(__)m
3人で対談セッション
セミナー終了後、会場の1階にあるBar Fingalに移動し、酒育の会代表でもありBar Fingalのオーナーバーテンダーでもある谷嶋さんとアルノーと私の3人で1時間ほど対談を行いました。
ABK6の特徴や日本のバー文化などについて色々と貴重な意見を交換させて頂きました。
この辺りのインタビュー記事は酒育の会のメディアLIQUL(リカル)にまた後日掲載されると思いますので、その時をお楽しみにお待ち下さい^^
ワインパーティーへ!
谷嶋さんとの対談後はアルノーと共に代官山へ移動!
アルノーの友人(ワイン生産者)友人のフランス料理とワインを楽しむパーティーに参加させて頂きました。
場所は代官山ル・コントワール・オクシタン。
30人くらいのワイン好きの皆様と楽しい時間を過ごすことができました。
久々にこういう大人数のパーティー行ったので、最初は面食らってしまいましたが皆さんとても良い方で、私自身新しい仕事の繋がりやワイン好きの知り合いなどができたりして大変有意義な時間となりました!
ワインは本当華やかでいいですね^^
この日はかなり遅くなってしまい、私もヘトヘトだったので都内のホテルに一泊して翌朝帰宅。心も体もコニャックとワインで満たされた1日となりました。
今年の10月にはまたコニャックに行きたい
そんなこんなで濃い2日間を過ごさせてもらったゴールデンウイーク明けのコニャックな日々。
やはり誰かとコニャックを楽しむのはかけがえのない時間ですね。
そろそろ海外への渡航も特に問題なく行けそうな感じになってきましたので、私も今年10月あたりにまたコニャックに行く予定です。10月はコニャックの原料となるブドウの収穫時期ですね。10月は蒸留よりも原料とコニャック用のワイン作りを主に勉強してこようかと思います!
そしてまた12月か1月の蒸留の時期にも行くと思います。やや頻度高いですが2年間コニャックに行けなかったのでそのくらいはしたいですね^^
またまたコニャックのレポートをお届けできるのをお楽しみにお待ち下さい。