滞在11日目
2019年12月13日(金)
いよいよ(ようやく)このコニャック滞在記2019年冬もこれで最後の記事です。
この日は・・・・日本に帰国するのみ!!!
当初の予定だと
朝9時頃にコニャック出発→電車で隣町のアングレームへ→午前11時頃のTGVでパリのシャルルドゴール国際空港に直行
の予定だったのですが、この2019年12月はフランスではストライキ真っ最中!!!
電車もTGVも何も動いていません。
本当に何も動いていない。
前の日の夜にホテルの人に
「明日帰るんだよー」
というと
「え、TGV動いてないと思うよ?」
と言われる私。
ただ、そこまで焦りはしませんでした。ストライキは日に日に影響が大きくなっていたので、こうなることは事前に予想がついていました。
ということで、知人に連絡。
実は3日前に一緒にABK6コニャックを回ったArnaud(アルノー)氏も同じこの日にパリに向かう予定があり、
「たぶんストライキで電車動かないと思うから、もし動かなくなったら連絡ちょーだい。動いてなかったら車で一緒にパリまで行こう!」
と言ってくれていました。
その予想は見事的中。
本当にありがとうございます。タイミングが奇跡的すぎて涙がでます。
アルノーと連絡取れてなかったらマジで詰んでたわ。帰国できなかった。
もしくはコニャックからパリまでタクシーで向かうという強硬手段に出るしかなかった。もしそんなことしてたら何十万かかるんだ・・・。
地獄のパッキング作業
帰国前に行う重要な儀式。
そう、購入したボトルのパッキング作業です。
コニャックやウイスキー購入目当てで訪れる人と比べると私の持ち帰りボトル本数は少ないほうかもしれません。
それでも20本近く持ち帰りボトルがあるので、そのパッキング作業が地獄です。
ちゃんと割れないように1本1本ボトル用のエアキャップで包んでいきます。
私が使っているのはコレ。
付属のポンプで空気を入れるので、空気の量も調整できて便利ですよ。お酒を買う旅に出られる方にはおすすめです。
約1時間ほどパッキング作業を続け、ようやく完了。この作業はやはり地獄だ。
何とかスーツケース2つに収まりました。
コニャック→パリ9時間の旅
「パリの渋滞につかまるとマズいから早めに行こう!」
とのことで、早朝6時にコニャックを出発。アングレームまでタクシーで向かい、アングレーム駅前でアルノーと合流。
そこから車でひたすら高速道路を走り、パリのシャルルドゴール空港まで向かいます。
パリではやはり渋滞につかまってしまいましたが、何とか無事空港まで到着。
↑の地図上では約5時間となっていますが、渋滞やら休憩やらを挟みますので、実際には朝7時にアングレームを出発して、空港に着いたのは16時すぎ。
約9時間で到着です。でも意外といけるもんだ。
なお、パリ観光なんてする時間ありません。
パリは行きも帰りも本当に通過しただけ(笑)
そして日本へ
無事空港につき、登場手続きを済ませ、お土産を買って19時過ぎの飛行機に乗り込みます。
ANAの直行便でフランスから日本までは約12時間。
長いけどあっと間です。
機内では映画を3本楽しみました。
機内食と久々の日本のビールもウマウマです。
そして2時間程の仮眠をとり、日本時間の翌15時30分に無事に羽田空港国際線ターミナルへ到着。
空港からは家の近くの駅までバス移動。荷物が重すぎるので電車は無理です・・・。
約1時間程バスに乗り、最寄のバス停に到着。
バス停では妻と子供たちが車で出迎えてくれました。
久々の家族の暖かさに触れ、涙がでそうです。ありがとう。。。
次は2020年の夏か秋にコニャックへ
ということで、無事コニャックの旅を終え、沢山の経験を積ませて頂きました。
今回は蒸留時期がメインでしたので、次はコニャックの元となる葡萄の収穫時期にまたコニャックへ訪問し、ブドウや発酵工程のより深い勉強をして参りたいと思います。
8月か9月頃に行きたいなぁ・・・
しかし、この記事を書いているのは2020年3月中旬なのですが、欧州でも新型コロナウイルスが猛威を振るっている影響で正直どうなるか分かりません。
その頃には無事収束していることを祈るばかりです。
というとで、予定よりかなり長くなってしまいましたが、コニャック滞在記2019年冬はこれにて終了。
コニャックでお世話になった方々、素晴らしく貴重な体験をさせて頂き本当にありがとうございます。
また近々お会いできることを楽しみにしています!!
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