毎年5月になると様々な方が自家製の梅酒を作り始めますね!
私も例に漏れず梅酒を漬けているのですが、これまでこのブログで紹介したことがありませんでした。今回はコニャックを使ったブランデー梅酒を作ります!
レミーマルタンVSOPを使うよ
ブランデー梅酒のベースといえば、チョーヤの梅酒向けブランデーだったり、お手軽に手に入るものもあるのですが、今回はせっかくなのでコニャックのレミーマルタンVSOPを使って作っていきましょう。
梅酒用の大容量ブランデーパックと比べるとやや高価なベースとなりますが、なかなか味わうことができないコニャックの濃いコクと深みを楽しむにはもってこいです。
本当はポールジローやラニョーサボランなどでも作ってみたいのですが、梅酒作りのテーマとして「なるべくお手軽に」ということもあるので、近所にありそうな酒屋さんの(せまい)ブランデーコーナーにも置いてある確率が高いであろうレミーマルタンVSOPを使います。
20年熟成や30年熟成といった長熟のコニャックでも良いのですが、あまり熟成を経たコニャックだと樽の香りが強すぎるので、梅酒に使う場合は若いコニャックの方が梅の香味をより楽しむことができると思います。(あとコスト的に)
でも次回はポールジローヘリテージ(50年熟成)でブランデー梅酒作ってみたいなぁ・・・。
ということで、今回はレミーマルタンVSOPを2本用意しました。700ml×2本で1.4リットル分の梅酒ができるのですが、少し残しておきたいので、今回は900mlで作ります。
700ml(1本目全部)+200ml(2本目)です。ちょっと少ないけどね。今年はこれだけ。
梅酒を作る時の注意事項:やってはいけないこと
ちなみに、酒類製造免許を持っていない人が自宅でお酒を作る場合、アルコール度数と漬けるものに条件があります。
- アルコール度数20度以上のお酒で漬けなければならない
- 酒税が課税済みのお酒を使わなければならない(市販の酒ならOKということです)
また、次のものを漬けることは自宅で作る場合にも禁止されています。
- 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ
- ぶどう(やまぶどうを含みます。)
- アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす
アルコール度数20度以下のお酒(日本酒やワインなど)を使たり、梅の代わりにブドウを漬けてしまうと自宅で自分用に作る場合でも酒税法律違反になってしまいので、注意しましょう。
これらは基本的に「無免許で新しく酒を造ってしまう可能性がある」ことが理由で禁止されています。
例えばアルコール度数20度以下のお酒を使用して自家製の果実酒を作っていると、酵母菌が活動してしまいお酒の発酵が進んでしまう可能性があります。発酵が進むと最初に入れていたお酒のアルコール度数以上の果実酒が出来上がってしまい、これは「醸造」に該当します。それを未然に防ぐためのルールでもあります。
米や麦、ブドウが禁止されているのも日本酒やビール、ワインを無免許で作ってしまう可能性があるため禁止されています。
ブランデーは基本的にアルコール度数37度以上くらいはあるので、ブランデー梅酒は気軽に作って大丈夫ですが、うっかり法律違反にならないよう、その他の果実酒を作る場合は注意しましょう。
あと自家製の梅酒を他の人に売ったりするのもダメですのでご注意を。
ブランデー梅酒のレシピ
それでは900mlのブランデー(レミーマルタンVSOP)で作るブランデー梅酒のレシピはこんな感じ。
とは言っても至ってスタンダードでシンプルなレシピです。
ブランデー (レミーマルタンVSOP) | 900ml |
青梅 | 500g |
氷砂糖 | 280g |
これは900mlのレシピなので、もっとブランデーの量を増やしたい方はその量に応じて青梅と氷砂糖の割合を増やしてあげて下さい。
ブランデー梅酒の容器
梅酒を作る容器はこんなやつ。
なるべくガラス製がいいですね。蓋はウチ蓋付きで密閉できるものが良いです。
妻がスーパーで買ってきてくれました。(500円くらい)
一番小さくて3リットル 容量しかなかったので、900mlだとちょっと余りますね。。。
「梅酒 ビン」などで調べるとネットでも簡単に手に入ります。
使う前にちゃんと煮沸消毒してあげましょう。容器が大きすぎてコンロで煮沸できない時は、ポットで沸かした熱湯を入れてあげましょう。
梅はヘタを取りましょう
5月中旬から6月中旬にかけて出回る硬い青梅がベスト。管理もしやすいです。
少し熟し始めた黄色い梅でも作る事は可能です。熟した梅で作ると酸味が少ないまろやかな梅酒に仕上がります。人によってはこちらが好みという方もいます。
漬ける青梅は買ってきた状態だとヘタが付いているので、爪楊枝などで丁寧にヘタを取ってあげましょう。ヘタが付いたままだとエグみが出やすくなるのでちゃんと取った方がいいです。
そして梅は一度水洗いして、水気をよく切ります。
梅と氷砂糖をまんべんなく入れる
水気をよく切ったら梅と氷砂糖(280g)を入れていきます。
底は梅から入れた方がよく漬かるのでいいでしょう。その後、氷砂糖と梅を交互にバランスよく入れていきます。
ブランデーを注入!
そしていよいよブランデーを注入!!
ドボボボボボーーーー
一気に入れると気持ちいいですね^^
梅は完全にブランデーに漬かるようにしましょう。梅が露出し空気に触れていると梅が腐りやすくなります。
はい、こんな感じ!!
最低3ヶ月、飲み頃は1年?
あとは蓋をして冷暗所で保管です。
1階に床下があるお家でしたらそこがベストでしょう。
床下が無い場合は、なるべく湿気と温度変化が少ない暗い場所を探してみて下さい。
レミーマルタンVSOPのアルコール度数は40度ですが、梅の水分によって最終的にはアルコール度数28度くらいのブランデー梅酒に仕上がります。
ブランデー梅酒として楽しめるようになるには最低3ヶ月ほど寝かしてあげるとよいでしょう。
美味しく深みのあるブランデー梅酒に育つには半年~1年くらいがベストだと思います。
私の場合は3ヶ月後に少し味見して、半年で半分、1年で飲み切る感じです。量が少ないとすぐ無くなってしまいますが・・・。
ブランデー梅酒の飲み方・楽しみ方
楽しみ方は人それぞれなので、どういう風にして飲んでも良いと思います。
梅酒の場合はストレートだと味が濃すぎてやや喉にひっかかる感じが苦手なので、私は大きめの氷を入れたロックが一番好きですが、ロック以外にもいくつか楽しみ方の候補を挙げますね。
- ソーダ割り
- はちみつ割り
- ジュース割り
- 紅茶割り(梅酒をさっぱりと味わいたい方におすすめです)
- アイスにかける
皆さんそれぞれの飲み方で自家製ブランデー梅酒を楽しんでください^^