ブランデー知識【中級編】

最強コニャック マップ完成!約300の生産者と生産域のエリア分けができるGoogle Map

2022年12月11日

地道に作業していましたが、ようやくGoogle Mapで作ったコニャック地図が完成しました!

最強コニャックマップ by Google my maps!!

↓地図リンクはコチラ↓
https://bit.ly/3FflAKF

↓クリックでGoogle Map表示↓

約300のコニャック生産者とコニャック生産域エリアを細かく参照可能です。 有名処はカタカナでも検索可能。

エリアはクリックで土壌の詳細を見る事ができます。

たぶん日本で一番、いや世界で一番詳しいコニャックMapだと思う。

コニャック生産者を参照

各コニャック生産者のピンをクリックすると、生産者名や住所、公式WEBサイトなどの情報が参照可能です。

また、検索バー(虫眼鏡マーク)から生産者の検索も可能です。日本に輸入されているブランドや有名処はカタカナも当て込んでいるのでカタカナ検索も可能です。
※2022/12/12 追記:カタカナ検索がうまく機能しないようで、ちょっと改善できるよう頑張ります。

エリア区分けと説明を表示可能

これが一番苦労しました。

コニャックの6つの生産域をエリア分けしました。

  1. グランド・シャンパーニュ(Grande Champagne)
  2. プティット・シャンパーニュ(Petite Champagne)
  3. ボルドリ(Borderies)
  4. ファン・ボア(Fins Bois)
  5. ボン・ボア(Bons Bois)
  6. ボワ・ゾルディネール(Bois Ordinaires)

メニューバーで表示非表示を切り替えたり、各エリアの特徴を参照することができます。

エリア分けはBNICの生産域区分け地図から目視でトレースしました。BNICの地図はGoogle Map使ってなかったので、データがインポートできず、目視で一つ一つラインを引いて区画を分ける作業となりました・・・

なお本家の地図はこちら↓
https://www.cognac.fr/en/discover/the-cognac-region/cognac-crus/

もっと細かい畑の形を見る

デフォルトの地図ですと分かりにくいですが、Mapを航空写真かGoogle Earthに切り替えると細かい畑の形や土地の形まで見えてきます。場所ではなく形や町や村の雰囲気を知りたい方には航空写真モードの方がいいかもしれません。

航空写真への切り替えですが、PCの場合はメニュー左下の航空写真アイコンから。スマホの場合は地図タイトルをタップしてメニューを表示すると一番下に航空写真アイコンが表示されますのでそこから切り替えが可能です。

もっと精度を高めるために

一通り完成したとはいえ、まだまだ発展途上のコニャックGoogle Mapです。

今後の課題としては大きく次の2つ。

エリアの境界線をもっと正確にしたい

元の地図から目視でのエリア線引き+元の地図も割と大雑把なのでエリアの境界線が少し曖昧です。本当はもっと細かい畑の境界線で分かれている部分もあるのですが、正直まだそこまで精度が高くありません。

可能であればBNICと一緒に検証してエリア分けの正確性を担保したい所です。

2023/2/4追記!

BNIC(フランスコニャック事務局)より、畑の区画単位で境界線を作成した100%正確な地図データを頂きました!

エリアの境界線はBNICからのデータに差替えました。これで一番の問題だった区画単位での正確性が担保できました!

蒸溜家や醸造家も把握したい

今回地図に掲載したのは約300の主に自社ブランドを持つコニャック生産者です。これら以外に何百もの蒸留だけを専門に行う蒸溜家、蒸留前のワインを生産する醸造家が存在します。
どちらもコニャック産業にはなくてはならない存在です。いつの日かそういった裏方の存在にもスポットを当てられればと思います。

コニャックを知りたい方に役立てれば!

Google Map上でコニャック生産者とエリア分けを両方網羅したマップがこれまで存在しなかったので今回Google my mapsにて作成しました。

あまりにも作業が地道すぎて途中「何でこれ作ってんだろう・・」と心折れそうにもなりましたが(笑)初心を思い出して、少しでもコニャックに興味を持ってくれた方のお役に立てればと思い作ってよかったです^^

是非少しでもご参考になれば幸いです。

Mapの使用に関して

このMapはGoogle my mapsで作成し、リンク先は誰でも見れますし誰でも利用可能です。(KML形式で地図データのダウンロードも可能です)

もしコニャックのセミナーやイベントなどで利用されたい場合はご自由に使って頂いて構いません。

Google my mapsを一般公開した時点で誰でも利用可能な状態になるので、利用に際して利用料などは全く必要ありません。

ただ、もしご利用頂ける際は可能であればご一報頂けると幸いです^^(どこで使用されるのか知りたいのと、単純に私が喜びます)

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