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ハーブを漬け込んだグラッパは美味しいのか?お手頃グラッパと漬け込みのすすめ

最近改めてハマっているのはグラッパに何かしらを漬け込んで飲むこと。

美味しいか?

美味しいんですよこれが。

グラッパ×ハーブの漬け込みはグラッパの楽しみ方としておすすめの一つです。

ハーブなどの漬け込みは代表的な所でいうとロマーノ・レヴィなどでも行われていますね。ローズマリーやミント、タイムやセージ、バジリコ、アブサンなど様々なハーブが使用されています。グラッパとハーブが織りなす香り立ちは他のブランデーではなかなか真似できない独特でハマる人にはハマる逸品です。

もともとグラッパはコニャックなど他のブドウ由来のブランデーと比べてスパイス感やハーブ感、干し草感といった独特な香味が感じられ、ものによってはアブサンや他の薬草酒のような独特な香味を持ったグラッパもあります。これは結構好きな人と苦手な人が分かれるところでもありますが、私は割と好き。そこにハーブを漬け込むことで、種類によってはよりスパイシーさがあふれたり、より円やかになったり、様々な変化をもたらすことができます。

その最たるは例は先ほども挙がったロマーノ・レヴィのエルベシリーズです。

しかしながら今やロマーノ・レヴィは入手自体が非常に困難。またグラッパとしてはかなり高価な部類に入るのでなかなかホイホイと購入できるものではありません。

そんな中、近頃私がハマっているのはお手頃なグラッパでローズマリーを漬け込むこと。

2000円代のお手頃熟成グラッパで楽しむ

漬け込みにおすすめなグラッパはこちらのJULIA(ジュリア) グラッパ インヴェキアータ

数ヶ月オーク樽で熟成されているため、ほんのりと色味がついており、オークの香味も心地よいです。700mlの熟成グラッパとしては恐らく最もお手頃な価格帯であろう2000円代前半で購入することができます。(2023年12月時点)

グラッパは無色透明の無熟成タイプと、木樽で熟成されたタイプがありますが、何か漬け込む場合はほんのり熟成タイプがおすすめ。木樽の香りがハーブ類との相性がより複雑さをもたらします。ベルタの熟成タイプのようにあまり長期熟成されたタイプだと木の香味が強くあまりハーブを活かせない気がするので個人的には熟成期間は6ヶ月以内くらいがベストです。

さてさて、このJULIA(ジュリア) グラッパ インヴェキアータはそのまま飲むとやはりどうしても荒々しさもあり、ザ・若いグラッパ、という感じではあるのですが、だからこそここからの変化が楽しめるグラッパでもあります。何より価格的にかなり気軽に楽しめるのが良い。

このJULIA(ジュリア) グラッパ インヴェキアータに近所のスーパーで買ってきたフレッシュなローズマリー(128円)を入れていきます。

本数は好みですが、700mlに対して2~3本くらいがよいでしょう。少ない本数から試してみて下さい。

そしてこの状態で3週間~4週間程寝かせておきます。

途中ちょびちょび飲んでん変化を楽しむのもいいですね。

そして晴れて4週間後、十分にローズマリーの香味がグラッパと交わったところで頂きます。漬け込んだローズマリーはそのままでもいいですし、取り除いても良いです。私はこれ以上ローズマリーの香味がつくとキツくなってしまうので丁度良い所で瓶からは取り除きます。

香り立ちからして最初とは大きく違いますね。(そりゃそうだ)

ローズマリーの香り立ちはもちろんなのですが、どこか紫蘇っぽさや塩キャラメルっぽさも出てきた気がして大変面白いです。

荒々しさはやはりありますが、その刺激はハーブの香りが優しく包み込み少しずつ滑らかになっていきます。飲んだ後、舌の上にほんのり甘みが。

ロマーノ・レヴィ・・・とはやはりかけ離れていますが、それでも香草の組み合わせを楽しむには十分なグラッパです。

自分好みのグラッパをカスタマイズ

私はこのローズマリーが好きなのですが、組み合わせとしてはタイムも加えても相性はいいですね。あとミント少々とか。

飲み方としてはストレートはもちろんですが、カモミールティーなどの紅茶に少し混ぜても美味しいです。

ハーブ系苦手な方も多いので好き嫌いが大きく分かれるところかとは思いますが、この辺りも気軽に実験できるのが強みではないでしょうか。紫蘇なんかも面白いかなぁとか思っています。カスタマイズの可能性は無限大(笑)。

グラッパ×ハーブ漬け込み、意外と気軽に試せますので是非様々なパターンでトライして自分だけのカスタムグラッパを作ってみて下さい^^

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