恐らくこの記事に検索で辿り着いた方は「ブランデー 飲みやすい」等のワードで検索されたことでしょう。
ここでは当サイトおすすめの「飲みやすい」ブランデーを紹介していきます。
・・・「飲みやすい」とは一体どういう意味でしょう?
まずはそこから掘り下げていきます。
飲みやすいブランデーの基準
「飲みやすい」というのは非常に曖昧で飲み手の感覚や飲み方にも大きく依存するのですが、抽象的な表現も含みますができるだけブランデーにおいて飲みやすさを要素を書き出してみましょう。
- 軽やかで口からノドにスッと入ってくる
- まろやか
- アルコールのトゲトゲしさが少ない
- アルコール度数41%以下
- 樽感と渋みが少ない
- フルーティーな要素が多い
こんな感じの要素を多く含むブランデーを探していきましょう。
飲み方はストレート
ブランデーはジンジャーエールで割ったりカクテルにすることで大変面白い変化を遂げます。しかしながら今回はブランデーそのものの飲みやすさにフォーカスを当てるため、飲み方はストレートで飲むことを前提に進めていきます。
どのブランデーから選ぶ?
果実の蒸留酒である広義のブランデーまで広げるとキリがありませんので、今回は(今回も?)定番の「コニャック」、そしてリンゴを原料としたブランデーで定番の「カルヴァドス」からいくつか選出してみましょう。
コニャックはフランスのコニャック地方で生産されるブドウを原料としたブランデー。カルヴァドスは同じくフランスのノルマンディー地方で作られるリンゴと洋ナシを原料としたブランデーです。
それぞれの詳しい説明や作り方が気になる方は下記記事をご参照下さい。
参考記事
→【入門編】コニャックとアルマニャック等の種類の違いは何か?
→ブランデー「コニャック」の製造工程まとめ基礎・入門編
→カルヴァドスはどうやって造られるのか?定義と生産方法・おすすめのカルヴァドス
「飲みやすい」おすすめブランデー8選
ここから先は私の独断で選出したストレートでもスムースで飲みやすいおすすめブランデー(コニャックとカルヴァドス)を8個挙げていきます。海外通販サイトを含むとキリが無いのと入手が難しい場合もあるので手に取りやすいように2023年時点で日本国内で手に入る現行品に絞っています。
また掲載は価格順となっており後半になるにつれ価格が上がります。
ABK6 VSOP
フルーティーさとフローラルさがちょうどよい塩梅で交わるVSOPコニャック。
カミュ ボルドリー VSOP
コニャック地方の中でもボルドリ地区で作られたコニャック。
紅茶のような香りとスイスイと飲めてしまうクリアさが特徴的。午後の紅茶や甘めのアールグレイティーで割って飲むのもおすすめです。
予算に余裕があればもう一段階熟成の進んだカミュ ボルドリーXOもおすすめ。こちらは割らずにストレートが吉。
クリスチャン ドルーアン15年
こちらはカルヴァドス。
カルヴァドスの中でも比較的樽感が少なくスッキリとした印象。ややドライで淡麗な部類ですが、スッキリと飲めるカルヴァドスとしておすすめです。
ラニョーサボラン レゼルブスペシャルNo20
軽やかでフルーティーなコニャック代表格。約20年熟成。
初心者向けコニャックのおすすめ筆頭です。
ラニョーサボラン ブランデー レゼルヴスペシャル No.20 コニャック RAGNAUD SABOURIN RESERVE SPECIALE CO...
ロジェグルー エイジドール
30年以上熟成されたカルヴァドスであるにも関わらず樽感や渋みも少なく、カルヴァドスの中でもリンゴそのものの味わいが最も凝縮されたと感じる1本。
バロン オタール XO
XOコニャックの中でもスッキリ系に特化したコニャック。クセは無いけど余韻は短い。
フランソワ ペイロー ヘリテージ LOT 62
50年以上熟成されたコニャック。ブドウの良い香りを感じられると同時に長熟であるにもかかわらずとてもクリア。
マーテル XXO
私の経験上、最も水のようにスイスイ飲めてしまうコニャック。悪い意味ではない。
ボルドリ主体のコニャックとして特徴的なフローラルさと熟成感を十分に感じつつもタンニンが少なく渋みも皆無。飲む香水。