ヘネシー250周年コレクターブレンドのレビュー・感想

↑ 2016年10月某日、とある事情で大変貴重なコニャックを沢山飲ませて頂く機会があったので、その中からいくつかピックアップして紹介させて頂きます。私が飲んだのは次のコニャック達です。(一部アルマニャックあり)

その他にもあと10種類くらい飲んだけど、すみません、後半は酔っぱらって何飲んだか覚えてない・・・。多分Barでグラスで飲んだら30万円分くらい飲んだ。
そして翌日二日酔いになったのはここだけの秘密。

その中から、今回は最も有名であろうヘネシー250周年コレクターブレンドを紹介します。
(残りのコニャックも近々紹介できるよう頑張ります)

このコニャックは1765年の創業から250周年を迎えるヘネシー社が、2015年に250周年記念として発売した数量限定コニャックです。

日本ではモエヘネシーディアジオ株式会社が販売元となり2015年6月1日に全国の百貨店等で販売開始されました。
ラインナップは次の2種類

ヘネシー250周年コレクターブレンドウィズバレル
小売価格：300,000円(税別)

ヘネシー250周年コレクターブレンド
小売価格：100,000円(税別)

中身は一緒ですが、ウィズバレルの方が装飾代がめちゃめちゃ高い。
私が頂いたのはノーマルのコレクターブレンド。それでもボトル10万円なのでなかなかいいお値段ですね。買取サイトとかでは8万円くらいで売られているかもしれません。

他のヘネシーのコニャックとは何が違うのか？

ヘネシー250周年コレクターブレンドの中身としては、ヘネシーの製品ライナップの中では恐らく「ヘネシーパラディ」と同等くらいの内容となります。リシャールまではいかない。

パラディと同様に熟成25～130年の貴重なコニャック約100種類以上がブレンドされています。様々な農家から仕入れたコニャックをブレンドする大手ネゴシアンにしかできないブレンディングですね。ただ、パラディやリシャールと異なる点はブレンド後のようです。

ヘネシー250周年コレクターブレンドではブレンドの後に特別な工程を追加しています。サラズィン社の樽職人に特注して手作業で製造された250リットルの樽を使用し、ヘネシーにとって、熟成にもっともふさわしく歴史的な場所であるシャラント河のほとりで保管し、ベストなバランスを調整し仕上げているとの事。

正直この調整がいかほど味と香りに影響するかは分かりませんが、250周年らしいプレミア感は数倍アップしますね。

・・・そりゃ旨いですよ。
コニャック好きやマニアの方には嫌われがちな大量生産を行う大手メーカーのヘネシーですが、この250周年コレクターブレンド含め、ヘネシーは「ヘネシーパラディ」以上のランクになるとうまさが一気に上がります。

ヘネシーXO は確かにあまり美味しいとは思いませんが、それ以降は別物ですね。

中身の印象はやはりヘネシーらしく、スパイシーさが際立ちます。
ヘネシーXOとは明らかに違い、サフラン系の香り高さと、まろやかさを感じることができますが、ヘネシーパラディと比べると、どうでしょう。正直私にはそこまで味の違いを感じることはできませんでした。

というか、まぁ、その辺は微妙な違い過ぎて分かりません、というのが正直なところ。

ただ、「250周年記念コニャックを飲んだ！」というプレミア感と余韻には浸ることができます。

残念ながら2016年10月時点ではAmazonなどの一般的な通販ではほとんど流通していないでしょう。あとはオークションとか買取サイトとかで掘り出しものを見つけるしかありません。

またはBarやレストランによっては置いている所もあるでしょう。
(グラス1杯5000円～1万円くらい？)

個人的には250周年コレクターブレンドに10万円出すのであれば、ラニョーサボランフロリレージュやテセロン LOT29 等を買って飲んだ方がいいかもしれません。コレクションしたいのであれば別ですが。

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