基本的にはリーズナブルなブランデーでOK
自家製フルーツブランデーを作る際に、どのブランデーを使えばいいか迷うかと思います。ちょっと高価なXOクラスのブランデーを使うか、安いブランデーを使うか?はたまたコニャックを使うかカルヴァドスを使うか?
当サイトの結論としては、あまりこだわらずに安く手に入りやすいブランデーであれば基本何でもOKです。
「え?ブランデー専門サイトなのに使用するブランデーにこだわらないの??」と思われるかもしれませんが、フルーツブランデーに関しては、強いて言うなれば、使用するブランデーにこだわらないことがコダワリなのです。
フルーツブランデーに使用するブランデーにこだわらない理由は以下の通りです。
理由①:お手軽さが一番大事だから
自家製フルーツブランデーの醍醐味は「気軽に」「誰でも」「簡単に」「何度でも」フルーツを使ったお酒を楽しむことができる点にあります。
これらの条件を継続して満たすには、高価なブランデーをこだわって使用するよりも「安く」「気軽に使える」ブランデーを使用する事が重要です。
もちろん、色んなブランデーで自家製フルーツブランデーを試してみてフルーツブランデーに合う「これだ!」というものを見つけることができればそれに越した事はありません。しかし、最初は様々なフルーツブランデーを沢山作って試してみたいですよね。
何万円もするブランデーを頻繁に使用するのは一般的な家庭にとってはあまり継続性が見込めるものではありません。
自家製フルーツブランデーに使用するブランデーは高くても1本2,000円程のブランデーをおすすめします。
理由②:フルーツの風味が強いから
当然ですがフルーツブランデーは漬け込んだフルーツの風味がかなり強くなります。
そのため、ブランデーそのものの風味を楽しむというよりも、ブランデー風味のフルーツ酒を楽しむようなイメージになります。
このような言い方は極端かもしれませんが、ブランデーのブランドやランクの違いによる味や香りの違いは、漬け込むフルーツの香りと味に負けてしまい、あまり意味を成さない状態になります。
極論を言ってしまえば、風味の強いフルーツを漬け込んでしまうと、最高級品であるヘネシーリシャール(30万円)を使っても、最低ランクのヘネシーVS(3千円)を使っても、ヘネシーのランクの違いを楽しむことはほぼできません。
つまり、あまり高級ランクのブランデーをフルーツブランデー漬け込み用に使っても勿体ないだけなのです・・・。
自家製フルーツブランデーにおすすめのブランデーは?
上記の「安く」「気軽に使える」条件を満たすブランデーでおすすめなのは
サントリーブランデーVOです。
フルーツブランデーの定番です。サントリーさんの回し者ではありませんが、おそらく日本で手に入るブランデーで最も気軽に手に入ります。(普通のスーパーに売ってるし)
国産ブランデーなので、カテゴリ的にはコニャックでもアルマニャックでもありませんが、フルーツブランデーとして使用するには十分な質とコスパを兼ね備えているブランデーです。
サントリーブランデーVOはサイズが700mlと2.7Lと4Lがあります。
基本は700mlでよいかと思います。(フルーツブランデー作り1回で使用するブランデーの量は約350mlです。700mlでフルーツブランデー約2回分となります)
もし一度に沢山作る予定があれば2.7Lでもよいでしょう。
※コニャックとアルマニャックの違いはコチラを参照
ちょっとコダワリ派の方へ①:ちょっと違いを味わうのであればカルヴァドス
先ほど、どのブランデーをフルーツブランデーに使用してもあまり変わらないという内容を書きましたが、1つだけブランデーそのものの違いでフルーツブランデー自体の風味が変わるブランデーの種類があります。
それはカルヴァドスです。
一般的なブランデー(コニャック、アルマニャック、国産ブランデー)はブドウを原料としていますが、カルヴァドスはリンゴを原料としたリンゴブランデーです。
そのため、おすすめで書いたサントリーVOやヘネシー等と比べて、ブランデー自体の味と香り甘味の強いブランデーとなります。
※コニャックとアルマニャックの違いはコチラを参照
サントリーVOでの自家製フルーツブランデーに慣れてきたら、カルヴァドスを試してみるのもよいかもしれません。
ただ、カルヴァドス自体は一般的なスーパーでは売ってない場合が多いので、酒専門店で購入するかAmazonや楽天等のネット通販で購入するほうがよいでしょう。自家製フルーツブランデーにおすすめのお手軽に手に入るカルヴァドスはコチラです。
ちょっとコダワリ派の方へ②:アルマニャックはちょっとキツめ
コニャックを使うか?アルマニャックを使うか?カルヴァドスを使うか?ここまで気にするコダワリ派の方向けに当サイトのおすすめとしては次の順です。
1. コニャック
2. カルヴァドス
3. アルマニャック
フルーツによっても変わるかもしれませんがコニャックが最も自然でまろやかな風味のフルーツブランデーが出来上がります。
その次はカルヴァドスです。カルヴァドスはリンゴを原料としているため甘味が強くなります。甘めのフルーツブランデーを作りたい場合にはよいでしょう。
最後にアルマニャックですが、これはあまりおすすめできません。もともとアルマニャックはコニャックやカルヴァドスと比べて一般的に香りと風味、口当たりが辛口という特徴があります。フルーツブランデーに使用するとちょっとキツめの風味となってしまうかもしれません。
まとめ
フルーツブランデーを作る際に使用するブランデーについてまとめです。
- 「気軽に」「誰でも」「簡単に」「何度でも」作れることが大事
- 高くても2,000円程度のブランデーを使えばよい
- コダワリ派の方はカルヴァドスを試してみる
- コダワリ派の方はアルマニャックは使わないほうがよい