コニャックに限らず、ウイスキーでも何でもそうかもしれませんが、色々と飲んでいるうちに日本ではなかなか手に入らないものに手を出したくなってきます。
そうやってどんどん深みにはまっていく・・・。
コニャックに関してはフランスコニャック協会(BNIC)に登録されている銘柄は800以上。その中でも日本に輸入されているのはほんの10%にも満たないんじゃないかなぁ。
あとは基本的にフランス現地に赴くか、海外の通販サイトで個人輸入するしかありません。
まだまだ飲んだ事ないコニャックはごまんとあります。
フランス現地に行って飲みあさるのもよいですが、なかなか時間的にも金銭的にも1年に何回も行くのは難しいですね・・・。
ということで、最近は海外の通販サイトから色々とコニャックを個人輸入しようとしています。
いっぱいありすぎて迷うのですが、まずは王道だったり、コニャック的には有名処だけど、あまり日本では知られていないブランドから攻めようかと。
De Luze(ド ルーズ(ド リューズ))
コニャック的には大分有名なブランド。家族経営コニャック。
特にXOクラスのDe Luze XO Fine Champagneの評価が非常に高いです。一昔前は日本にも輸入されていたような・・・。
大分昔のオールドボトルならまだ売っている所もあるようです。
うーん、まずは国内で手に入るものから漁るべきか迷います。
2018/10/7記事追加
ド・リューズVSOPとXOを個人輸入して入手しました。
レビューはコチラから
ABK6(アベカシス)
色んな賞を取っている有名なブランド。比較的最近できた。若く、フレッシュで革新的なコニャックを得意としています。
実は、このブランドは「フランシス・アベカシス(Francis Abécassis)」というメーカーの1ブランドでもあります。同社が扱うコニャックとして鯉沼氏のNOZOMI商会が輸入している「レイラ(LEYRAT)」というコニャックがあります。
スランシス・アベカシスはこのABK6とレイラ、Réviseurというコニャックブランドをとり扱っており、どれも評価が高いコニャックとして知られています。
ちなみに、このABK6は日本の某アイドルグループのような名前ですが(笑)読み方はこれで「アベカシス」と読みます。ABK6をそのまま「エービーケーシックス」と読む人もいますが、基本的にはこれで「アベカシス」と読ませたいみたいです。元となるメゾン「Abécassis」を読みやすくした当て字で、アメリカや諸外国向けのブランド戦略が伺えます。
現に、ABK6はアメリカでの人気が高く、ドクター・ドレーなどのミュージシャンとの「Aftermath Cognac(アフターマス)」というコラボコニャックなんかも出してたりします。
ひとまず有名処で多くの賞を受賞しているらしいABK6 XO Family Reserve Aged 10 Years CognacとABK6 Extra Cognacあたりを買いあさってみようかと思います。
ABK6のオフィシャルサイトはコチラ
↓参考動画↓
2019/7記事追加
→ABK6(アベカシス) XO RENAISSANCEのレビューと評価
→日本未輸入コニャック三昧!フランス大使館主催試飲会レポート
CONJURE(コンジュール)
何気に最近一番気になっているコニャック。名前は知っていたがまだ全く飲んだことなかった。
このCONJURE(コンジュール)というコニャックは、アメリカの有名Hip Hopperであるリュダクリス(Ludacris)が2009年にプロデュースしたコニャックなのです。結構最近の事。
・・・ええ、分かります。「リュダクリスって誰?」ですよね。
ヒップホッパーというよりも、映画『ワイルド スピード』のテズ・パーカー役(メカニック系が得意な人)の俳優といった方が分かりやすいでしょうか。日本では、このワイルドスピードでの役柄の方が有名ですね。もう完全レギュラーメンバーだし。
ほら、この人ね。
私めっちゃ好きなんですこの人。(あくまでも映画内でのテズが)
このコニャックが好きという訳でもなく、リュダクリスが好きという訳でもなく、ワイルドスピードのテズが好きなので飲んでみたい、という方が正しいですね。
リュダクリスは「Wasted」というコンジュールの事を歌ったラップまで作っています。笑
「コンジュールとアップルジュースめっちゃ合うYo!コンジュールのVSOP飲んだらスゲーんだYo!XOもぶっ飛ぶYo!」みないな歌詞です。見たらベタ褒めでめっちゃ笑う。
歌詞はコチラ。
その他、自分のミュージックビデオでも宣伝しまくり。
ヒップホッパーがプロデュースしたコニャックブランドというと往年のコニャックファンには低評価が下されそうなコニャックですが、アメリカの若い世代だけでなく、意外と専門家の中でも評価が高いコニャックなのです。
というのも、このコンジュールはもちろんリュダクリス本人だけが全てを行っているわけでなく、彼はあくまでもプロデューサー兼プロモーターです。実際はBirkedal Hartmanというコニャックのオーナーと、Cognac Tiffon(ティフォン)のマスターブレンダーが携わっており、色んな農家からコニャックを仕入れてブレンドしているネゴシアン的なブランドです。どうやらボルドリ産の原酒がメインのようです。
また別記事にも書きたいと思いますが、ジェイ・Zやドクター・ドレー、そしてリュダクリスはじめ、アメリカのヒップホップとコニャックは切ってもきれない関係にあるし、アメリカでのコニャックの売上、知名度の向上にかなり貢献しています。
なぜフランスの歴史だけでなく、ヒップホップとコニャックの歴史を知ると、もっとコニャックが楽しくなります。この辺は長くなりそうなのでまた別記事で。
参考:CONJUREのオフィシャルサイトはコチラ
その他集めてみたいコニャックブランドたち
・DEAU
・Vinet Delpech
・Prunier
などなど・・・。
たくさんあってキリがないですが、ひとまず上記のブランドからゆっくり個人輸入していこうと思います。送料高いけど。
もし他にも「日本にはなかなか無いけど、これおすすめだよ~」というものがあれば是非教えて下さい^^