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【2016年版】おすすめブランデー総合ランキング

2016年1月1日

全てのブランデーランキングから総評して当総合おすすめランキング4位~1位(2016年版)を発表します。
ブランデーダディとして家で独りで楽しむことが出来るブランデーに重きを置いています。

当サイト独自の評価基準は以下の通りです。

  • 香り :グラスに注いだ時の香り立ちの良さ
  • 味わい:口に含んだ際の味わい深さ
  • ボトル:ボトルや箱の見た目の美しさ
  • コスパ:総合的コストパフォーマンス

なお、これらの評価基準は当サイト(というか当管理人)が実際に飲んだ際に感じた独自の評価基準であり、必ずしも絶対的な評価ではありません。しかし、自分用のブランデーを初めて購入される方や、どの次はどのブランデーにしようか迷っている方、おすすめブランデーを探している方には大いに参考になると考えています。

なお、購入価格は購入場所(店舗・ネットショップ)やセール時期等によっても異なるので、目安としてお考えください。

5位:クルボアジェ XO

  • 香り   :★★★☆☆
  • 味わい:★★★☆☆
  • ボトル:★★★★☆
  • コスパ:★★★★★
  • 原産地:フランス コニャック
  • ネット通販価格:6,000円~6,500円くらい(2016年時点)

おすすめブランデー第5位は言わずと知れたブランデーの王道。クルボアジェのXOです。

ブランデー入門用にはとてもおすすめです。通販でも店舗でも大体どこでも手に入ります。それでいてオーク樽で熟成されたブランデーならではの色と香りを楽しむことができます。

口当たりは少しシャープで直線的。クルボアジェのラインナップではVSOP以下はちょっと微妙であまり評価は高くありませんが、XO以上からであれば充分に風味も楽しめるクラスとなり、ブランデー入門にもおすすめできます。
ボトルが入っている箱は紙箱です。ボトルは丸みを帯びた流線型が美しいボトルでいかにも「ブランデーっぽい」ボトルを楽しむことができます。

そして注目すべきは価格の安さ。6000円代で購入可能なので、とてもお手頃です。

2018年5月追記

→2018年現在、並行輸入品の流通が少なくなり、この価格帯での入手は困難になりつつあります。

とっつきやすい味と、「ブランデーっぽい」ボトルを楽しむことができ、ブランデー入門としてはとてもコスパのよいブランデーです。初めてのブランデーに迷ったらこれ!

安く手に入る通販サイトは?

クルボアジェXOはサントリー経由での購入と、正規代理店以外からの並行輸入品で価格が大幅に異なります。正規代理店から購入すると2万円以上の価格となりますが、並行輸入品ですと7千円以下で手に入ります。
最もお買い得なのはAmazonからの並行輸入品の購入です。

2018年5月追記

→2018年現在、並行輸入品の流通が少なくなり、この価格帯での入手は困難になりつつあります。

→クルボアジェ特集ページはコチラ

4位:レイモンラニョー エクストラ ヴィユー(25年)

  • 香り   :★★★★☆
  • 味わい:★★★★☆
  • ボトル:★★★☆☆
  • コスパ:★★★★★
  • 原産地:フランス コニャック グランドシャンパーニュ
  • ネット通販価格:7,000円~9,800円くらい

総合ランキング第4位は、多くのコニャックファンや評論家に高評価を得ているレイモンラニョー社より「レイモンラニョー エクストラ ヴィユー(25年)」です。

レイモンラニョーは全ての工程を自家で行うプロプリエテールのコニャックメーカーで、使用される原料もコニャック地方の土壌ランクで最高峰であるグランドシャンパーニュ地方100%のブドウが使われています。

そして信じられないコストパフォーマンスの高さ。このクオリティで約8,000円というのは本当に信じられません。

味わいの深さでいうと、エクストラヴィユーよりも塾生年数の高いレイモンラニョー オルダージュ(35年)の方が評価は高いかもしれませんが、コストパフォーマンスを含めた総合的な楽しみやすさという意味も込めてエクストラヴィユーをランクインさせました。

レイモンラニョー エクストラ ヴィユーは平均熟成25年のコニャックがブレンドされているおり、着色料であるカラメルは無添加のため、コニャックそのものの色味を楽しむことができます。蜜のような甘い香りと、口に含んだ時のスパイシーさがじわじわと広がっていきます。大手メーカーとは一線を画した味わいを楽しむことができるでしょう。ヘネシーやレミーマルタンに飲み飽きたら次はコレです。

参考:→レイモンラニョー特集

参考:→レイモンラニョー飲み比べ検証

レイモンラニョー エクストラ ヴィユーが安く手に入るネットショップは?

レイモンラニョー自体、あまり流通量が多くないのですが、基本的にはAmazon楽天で手に入ります。2016年1月現在、Amazonでほとんどのラインナップを網羅できるようですが、在庫数でいうと楽天の方が多いような印象です。

→Amazonでの現在価格チェックはコチラ
→楽天での現在価格チェックはコチラ

3位:ベルタ トレ・ソーリ・トレ グラッパ・ディ・バローロ

  • 香り   :★★★☆☆
  • 味わい:★★★★★
  • ボトル:★★★★★
  • コスパ:★★★★☆
  • 原産地:イタリア ピエモンテ州 モンバルッツォ
  • ネット通販価格:12,000円~13,000円くらい

総合おすすめブランデー第3位は多くのグラッパを排出しているベルタ社より、「トレ・ソーリ・トレ グラッパ・ディ・バローロ」です。(名前長い・・・)

特徴は何と言っても、グラッパにも関わらず樽熟成された美しい色とフルーティーな味わい。そして最高に美しいボトルと重厚な木箱です。

イタリアの最高のクリュ(ブドウ)を使用し、蒸留後に木樽で長期熟成させ完成させたグラッパです。

ベルタ社は第二次大戦後の1947年にパオロ・ベルタが設立したグラッパの老舗で、最初にグラッパを樽熟成させたパイオニアの一つです。
ベルタ社のグラッパには様々な種類がありますが、トレ・ソーリが最もコスパよく楽しめるグラッパかと思います。
ちなみに、名前の「トレ・ソーリ」の意味は、3種類のクリュを使用することからTRE(=3)。また太陽の恵みがグラッパに力強さを与えてくれるということでSOLI(SOLE=太陽)から。

バローロとは、イタリアのピエモンテ州で作られる世界的に有名なワインです。そのバローロワインの絞りかすを使用して作られるグラッパであることを表しています。

また、トレ・ソーリは2004年物や2006年物など年代が多数ありますが、年代によっては手に入りにくい物があります。ただ、熟成年数は変わらず、7年程なので、基本的にはどの年代を選んでも問題ないかと思います。
私が飲んだのは2004年物でしたが、今はあまり出回っていないようです。

安く手に入る通販サイトは?

楽天Amazonからの購入が最もお手軽で安く入手可能です。通販店舗や年代によっても価格は異なるので一覧で見比べてみると良いでしょう。

ベルタ トレソーリトレ 2011 (バローロ) 43度 700ml

ベルタ トレソーリトレ 2011 (バローロ) 43度 700ml

23,690円(10/05 11:25時点)
Amazonの情報を掲載しています

2位:ドゥピュイ 1989年

  • 香り   :★★★★☆
  • 味わい:★★★★★
  • ボトル:★★★★☆
  • コスパ:★★★★☆
  • 原産地:フランス コニャック グランドシャンパーニュ
  • ネット通販価格:13,000円~14,000円くらい

ブランデー総合ランキング第2位は、知る人ぞ知るコニャックの激うまブランド「メゾン・ド・ドゥピュイ」より、ドゥピュイ(デュピュイ)1989年です。

このドゥピュイというメーカーは日本コニャック協会代表であり、日本で唯一フランスコニャック協会よりコニャックエデュケーターの称号を持っている鯉沼 康泰氏が、3ヶ月間かけてフランスのコニャックの作り手を廻った結果探し出した至高のコニャックと言われています。

ドゥピュイにはそれぞれヴィンテージで年代別に分かれていおり、主な流通は「1971年」「1973年」「1989年」「1990年」です。その中でもおすすめなのが1989年です。

初めて飲んだ時の感想は純粋に「ウマーーー!!何ぞコレ!?」でした。私は1971年、1973年、1989年、1990年の4つを飲み比べてみましたが、個人的に最も気に入っているのが1989年です。それぞれの年代で結構特徴が異なります。

1990年は華やか。味の変化に変化にも複雑さが目立ちます。またアルコールも45度と高めなので結構ストレートに効いてくる。
1989年は至高。最も甘味に富んでおり、最もまろやかに感じました。とても上品な味わいです。本当に口の中に甘味が広がり、鼻からフローラルが抜けていきます。自然と「はぁ~~~」と出てしまいます。マジ至高のブランデータイム。
1973年は結構重い感じです。どすん!とくる。フルボディ。でもウマい事には変わりない。
最後に1971年。これは非常に上品。そして1989年よりも甘く感じる。生産量が少なく大変貴重。

正直、どの年代も非常に高次元でうまい。どれを選んでも失敗はないので、あとは好みによるところが大きいかもしれません。1990年の方がいい!という方もいらっしゃるでしょうし、1971年が最高だ!という方もいらっしゃるかもしれません。当サイトでは口に広がる甘味とまろやかさ、あとはコストパフォーマンス的にドゥピュイ1989年をおすすめコニャックとさせて頂きました。

2018年5月追記

→1989年は既にどこも在庫が無い状況のようです。次におすすめなのはボルドリ産の原酒を使用した1971年です。(1971年のレビュー記事はコチラから)

なお、写真は東京の八重洲地下街にあるLIQUIRS HASEGAWAにて(写真撮影許可済)。こちらのお店では有料試飲が可能なのでお近くの方は訪れてみることをおすすめします^^

参考:ドゥピュイの特徴とラインナップ

ドゥピュイが手に入る通販サイトは?

ドゥピュイ自体流通量が少なく、なかなか手に入りにくいのですが、在庫があれば楽天Amazon でも入手は可能です。品揃えと在庫数でいうと楽天のほうが揃っているかもしれません。

2018年5月追記

→1989年は既にどこも在庫が無い状況のようです。次におすすめなのはボルドリ産の原酒を使用した1971年です。(1971年のレビュー記事はコチラから)

1位:ポールジロー ヘリテージ 50年

  • 香り   :★★★★★
  • 味わい:★★★★★
  • ボトル:★★★★☆
  • コスパ:★★★★☆
  • 原産地:フランス コニャック グランドシャンパーニュ
  • ネット通販価格:27,000円~33,000円くらい

これを超えるブランデーは存在しません。

・・・と言ってもいい程、当サイトとしては最高におすすめのブランデーです。

おすすめブランデー総合第1位「ポールジロー ヘリテージ 50年」

ポールジローとは、このブランデーを作っている一家の名前です。
ジロー家は400年前から代々続くブランデー農家。
大手のコニャックメーカーと違い、ブドウの剪定から醸造、蒸留、熟成、瓶詰など全てを自ら手がけており、もはや芸術品の域です。
ブドウをイーストによる速醸ではなく自然発酵させ、蒸留も樽詰めのタイミングを計り、丁寧に時間をかけたコニャックを産しています。

大量生産はしていないため、ネットショップでも売り切れの所が多く、希少性が高いです。

ポールジローには15年物や25年物、35年物等、熟成年数により様々な種類がありますが、最も古いのがこのヘリテージ(「遺産」という意味)です。
何と50年熟成された古酒がブレンドされています。

一度味わうと、他のブランデーが霞みます。濃厚だけど、しっかりとしたブドウそのもののフルーティーな香りと味わい。そして50年の歴史を感じる樽熟成された濃い飴色。
グラスに注ぎ、香りをかぐだけで別世界です。

ブランデーの完成形と言い切ってよいでしょう。

ボトルは至ってシンプルで、ラベルも含め派手な装飾や無駄な主張は一切ありません。箱は木箱が使われており、シンプルだけど、50年の重鎮さを演出してくれる重みがあります。
最高のブランデータイムを味わえること間違いなし。

安く手に入る通販サイトは?

こちらも楽天Amazonからの購入が最もお手軽です。Amazonの方が取扱いが少なく、価格も少し高いです。楽天の方が安く購入可能かもしれません。ただ、やはり売り切れの場合が多いので都度一覧でのチェックが必要かもしれません。

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