先日2024/6/4(火)、ご縁あってコニャック Tiffon(ティフォン)のテイスティングセミナーに参加させて頂きました。
講師として来て頂いていたのは、元BNIC事務局長のダビッド・ボワロー氏。現在は2024年よりティフォンのブランドアンバサダーとして従事していらっしゃいます。
ダビットさん・・・どこかでお会いしたことあるなぁ・・・と思って記憶をたどってみると、思い出しました!
2019年のコニャック渡航でBNICに訪問した際、そこで出迎えてくれてコニャックに関するレクチャーをして頂いたのがダビットさんでした。まさかティフォンのブランドアンバサダーになっているとは思わず、帰り際まで思い出せなかった。大変失礼いたしました。
参考記事
→コニャック滞在記⑤:BNIC(フランスコニャック協会)に突入 / 世界のコニャック輸出入事情
またお会いすることが出来て大変光栄でした。
ティフォンに関しては一度訪問したことがあり、セミナー中の写真にはその時を思い返させてくれる蒸留所の様子や熟成庫の様子が写されておりとても懐かしい気分になりました。
参考記事
→コニャック滞在記⑩:BRAASTAD訪問(1)ゲストハウスに初潜入!そしてBRAASTAD 1919の真意とは・・・
→コニャック滞在記⑪:BRAASTAD訪問(2)圧巻の蒸留器と、もふもふルームシューズ
セミナー自体は輸入元の(株)NOZOMI主催ということで、ティフォンの手引き人でもあり日本人唯一のコニャックエデュケイター鯉沼康弘さんも同席。1年ぶりくらいにお会いすることができました。
セラーマスターが世代交代
これ私も知らなかったのですが、ティフォンの名マスターブレンダー兼セラーマスターでもあるリカルド氏は2024年で引退され、今はAurelien Jayat氏がセラーマスターを務めているとのことです。
リカルド氏からみっちり技術を引き継ぎ、ティフォンの味を後世に残すためこれからの活躍に期待ですね。
豪華なテイスティングアイテムたち
この日のテイスティングアイテムは当初4種類の予定でしたが、いくつか種類が増えて計6種類のコニャックをテイスティングする豪華なラインナップとなりました。
頂いたのはこの6アイテムたち。
TIFFON 1995ヴィンテージ ファンボア
20年熟成
ファンボア100%
TIFFON 1995ヴィンテージ グランドシャンパーニュ
20年熟成
グランドシャンパーニュ100%
TIFFON Chatau de Triac Vinyard
10年熟成
TIFFON Reserve de la Famille
約30年熟成
Chateau de Triac(ティフォンが所有する城)のブドウ畑の原料100%
ファンボア100%
TIFFON Fins Bois Tres Vieille Reserve
40年~80年熟成ブレンド
ファンボア100%
TIFFON Grande Champagne Tres Vieille Reserve
40年~90年熟成ブレンド
グランドシャンパーニュ100%
個々のテイスティングアイテムの感想はここでは割愛しますが、ティフォンのコニャックは総じて「キレイ」というのが印象的。なるべくタンニン感を抑え、クリアでスッとノドに入ってくるコニャックです。この方向性は若いコニャックでも80年熟成でも同じなので、これがティフォンのキャラクターです。
ティフォンのコニャックは割とどれも高価なのでなかなか自分で全て揃えることができませんでした。この機会に一気にラインナップを比較できたのは正直かなり嬉しかったです。
久々のコニャックセミナーで楽しい時間
4月にABK6コニャックのセミナーに主催側で立たせて頂きましたが、このような形のコニャックセミナーの参加者として参加するのは久々で改めて新鮮な気持ちで学ぶことができました。
最も楽しかったのは質疑応答タイムですね。ここでは書けないあんな話やこんな話もたくさん出て、それにリアルに答えてくれるダビットさん、そして鯉沼さん。鯉沼節が炸裂でしたね~笑
セミナー後は個別にご挨拶。より深いお話をさせて頂きました。
次回コニャックに訪問した際にはまたお会いすることを約束し、セミナーはお開き。
大変有意義な時間を過ごすことができました。
セミナー後はコニャック気分だったので、そのまま銀座doux barへ。やはり実家のような安心感。
横井さんと共に最近のコニャック事情や私の筋トレ事情(笑)を話ながらゆったりとしたコニャックタイムを過ごさせて頂きました。
コニャックへのモチベーションが上がった一日。また明日から美味しいお酒が飲めそうです。