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【2022年版】ブランデー初心者に本当におすすめのブランデーは?

2022年7月27日

初心者に本当におすすめのブランデーは」と書いた2016年からしばらく経ってしまいましたが、2022年の今改めておすすめブランデーを見ていきましょう。(多少言い回しを変えてます)

ここでは基本的に飲み方はストレートで飲む場合を前提に話を進めて参ります。ストレート以外の飲み方、例えばジンジャーエール割りや自宅でも可能なカクテルなどについてはまた別記事で紹介できればと思います。

当サイトやブランデーに関する検索ボリュームを調べていると「ブランデー 初心者 おすすめ」といったワードが目立ちます。それだけブランデーに初めて興味を持たれた方はどんなブランデーが向いているのか、どんなブランデーがよいのか、ブランデー初心者向けとは何か、を迷っている方が多いと思います。

色々なブランデーサイトを見ていて、初心者におすすめ!とか書いているサイトを見ると「ヘネシーVSOP」や「レミーマルタンXO」とか「サントリーVO」とか、当たり障りのない全然面白くない事しか書かれていないブランデーweb事情に怒りを覚え(笑)「そんなのよりもっと初心者におすすめのうまいブランデーいっぱいあるわ!!」という心の叫びを世に示さなくては!という謎の使命感に駆られてこの文章を書いています。

そんなブランデー初心者の方々のため、当ブランデー専門サイト「ブランデーダディ」の初心者向けおすすめ入門ブランデーを紹介します。有名なヘネシーやレミーマルタンよりも飲んで欲しい美味しい入門ブランデーは山ほどあります。

初めてのブランデーは絶対に質の良いブランデーにすべきである

まず結論として多少値段が高くても絶対に質の良いブランデーから始めることをおすすめします。なぜならアルコール度数40度以上あるブランデーは、ものによってはどうしてもアルコールの刺激が強く、質の低いブランデーにあたってしまった場合ブランデーの香り立ちを楽しむどころではなくなってしまう場合があるからです。

これは普段から蒸留酒を飲む習慣があるかどうかにもよるのですが、初めて飲んだブランデーが自分にあまりにも期待値とかけ離れて過ぎると「何だこの飲み物?もういらん。」と、ブランデー嫌いになってしまいます。

そんな事態を避けて頂くためにも是非最初は高品質なブランデーを手に取って楽しんで頂ければと思います。

初心者が見るべきブランデーの質とは?

では上記で表現しているブランデーの「質」の定義とは何でしょうか?初心者が見るべきブランデーの質は次の3つの要素です。

  • 1. ブランデーの種類
  • 2. ブランデーの熟成年数
  • 3. ブランデー原料の産地

3つめの「原料の産地」はブランデー入門にとってはちょっとおまけ要素ですが・・・。ではそれぞれの要素を見ていきましょう。

1. ブランデーの種類

この記事では広義の「ブランデー」という表現をしていますが、ブランデーにも様々な種類があります。詳しくはコチラの記事を参考にして頂きたいのですが、原産地と原料によって呼び方が変わります。

例えば有名な所で言うと次のような違いです。
フランスのコニャック地方でブドウを原料としたブランデーが「コニャック」。
またフランスのアルマニャック地方でブドウを原料とするものが「アルマニャック」。
ノルマンディー地方で作られるリンゴを原料としたブランデーが「カルヴァドス」。
イタリアで作られるブドウの絞りかすを原料としたブランデーが「グラッパ」。
それ以外の各国の国産ブランデーと多岐にわたります。例えば、先述したサントリーブランデーVOはコニャックでもアルマニャックでもなく、日本の国産ブランデーという定義となります。

ブランデー初心者はコニャックから始めてみる

初めてブランデーを選ぶ際は最も有名な「コニャック」からスタートしてみるるとよいでしょう。世界での流通量も種類も豊富で、ブランデーの基本的な味わいを楽しむにはもってこいの分類だからです。
有名処の「ヘネシー」や「レミーマルタン」「ポールジロー」などもコニャックにあたります。コニャックの中でもおすすめは最後に紹介しますね。

参考:→コニャックとアルマニャックの違いとは?

2. ブランデーの熟成年数

初心者におすすめの分類はコニャックですが、ブランデーの質を決める要素の1つとして大事な考えが「熟成年数」です。こちらも詳しくはコチラの記事に書きましたが、ブランデーは樽に原酒を入れ、長期間寝かせることでブランデーの味や風味、まろやかさ等に大きな違いをもたらします。その年数はコニャックであれば3年~100年以上と物によって様々です。基本的な考え方としてはやはり熟成年数が長い程まろやかで質の高いブランデーとなります。

コニャックにおいては「VS」→「VSOP」→「ナポレオン」→「XO」→「オルダージュ」といった順にランクが高くなります。詳細はコチラ

クリックで拡大

ブランデー初心者はXOクラスを飲んでみる

初心者の方に是非とも飲んで頂きたいのは平均熟成年数が20年~25年であるXOクラスのコニャックです。
XOクラスであればコニャックとしては熟成度合も高く、あまりはずれなくまろやかでこくのある「うまい」コニャックとして楽しむことが出来るからです。VSやVSOPでももちろん美味しいものはありますが、はやはり熟成年数が若い分、アルコールのアタックが強く感じてしまったり、ワイルドすぎるコニャックにあたる可能性が高くなるため、やはり最初は高品位なXOクラスを手に取ることをおすすめします。

参考:→ナポレオンやXOなどのランクの違いとは?

参考:→熟成の仕組みとは?

3. ブランデー原料の産地

上記2つの要素によりコニャックのXOクラスが初心者におすすめという結論ですが、もう一歩踏み込んでみると、コニャックの原料となるブドウが育つ土壌の質を考えてみると面白いかもしれません。

コチラの記事に詳細を書いていますが、コニャックには原料となるブドウの土壌によって6つの定義があります。その中でも最もよい土壌とされているのが「グランドシャンパーニュ」です。その次にプティットシャンパーニュです。(グランドシャンパーニュとプティットシャンパーニュのブドウを混ぜたものをフィーヌシャンパーニュと言います)

初めてのブランデーの場合、ここまで気にする必要はないかもしれませんが、可能であればグランドシャンパーニュ、もしくはフィーヌシャンパーニュのコニャックを選ばれるとより質の高い風味を楽しむことができるでしょう。もちろんそれぞれの土壌でそれぞれの楽しみ方がありますが、それは次のステップでよいでしょう。

一つ前の項目で、XOクラスがおすすめと書きましたが、もしグランドシャンパーニュのコニャックを手に取れて、予算に余裕があれば、35年熟成を手に取ってみることをおすすめします。グランドシャンパーニュのコニャックは35年くらいが最も香りと風味が広がる傾向にあるからです。ただし、35年熟成のグランドシャンパーニュ産コニャックとなると値段も2万円、3万円を超える価格帯になってくるので、最初はそこまで考えなくてもいいかもしれません。財布と相談でしょう。

参考:→コニャックの6つの土壌とランク

結局初心者におすすめのブランデー商品は何か?

上記3つの「質」により「コニャックのXOクラスで原料の土壌はグランドシャンパーニュ」というブランデーが初心者に是非とも飲んで頂きたいブランデーということになります。あとは予算との相談となります。

個人的な意見としては初めてのブランデーこそ予算を惜しんではならないと思っています。目安としては最初は7,000円~12,000円といったところでしょうか。

上記の価格帯でおすすめのコニャックとしていくつか紹介します。有名処のヘネシーやレミーマルタンでもよいのですが、同じ価格であれば是非家族経営の小規模生産者のコニャックを辿ってみてください。プロプリエテールと呼ばれる原料のブドウの栽培からワイン造り、蒸留、熟成、瓶詰まで全ての工程をこだわりを持って自分たちの手で行っている生産者達も多くあります。

ここではそんな小規模生産者の是非味わってほしい高品質なコニャックを紹介します。

初心者おすすめ4位
ポールジロー エクストラヴィユー

おすすめ第4位は、グランドシャンパーニュ産ブドウ100%のコニャック「ポールジロー」シリーズよりポールジロー エクストラヴィユーです。平均熟成は25年。有名なポールジローではお手頃なXOクラスです。

香り、味わいともにとてもバランスの取れたコニャックで、注いで20分くらい経つと味わいの変化が顕著に感じられ蜂蜜感やプラムといった要素が現れてきます。

参考:→ポールジローの特徴とラインナップ

初心者おすすめ3位
レイモンラニョー エクストラヴィユー

初心者おすすめ第3位は「レイモンラニョー エクストラヴィユー」です。コチラも1万円以下で手に入るグランドシャンパーニュ産ブドウ100%を使用した平均熟成25年程のコニャック。紅茶を彷彿とさせるようなフローラルさ、そして口に含んだ時のスパイシーさがじわじわと広がってくる品質の高い一品。

参考:→レイモンラニョーの特徴とラインナップ

参考:→レイモンラニョーエクストラヴィユーとオルダージュの比較

初心者おすすめ2位
ラニョーサボラン レゼルブスペシャルNo20

初心者おすすめ第2位は「ラニョーサボラン レゼルブスペシャルNo20」です。

コチラも1万円以下で手に入るグランドシャンパーニュ産ブドウ100%を使用した平均熟成20年程のコニャック。第3位のレイモンラニョーエクストラヴィユーとの違いは、そのフルーティーさと風味の柔らかさ。ラニョーサボランのほうが全体的に特徴として口当たらりがまろやかなので、初心者向け1位としました。

フローラル感・スパイシーなコニャックが好きな方は第3位のレイモンラニョーエクストラヴィユー、よりクリアでフルーティーなコニャックが好きな方はこちらのラニョーサボランレゼルヴスペシャルを選ぶという住み分けでよいかと思います。どちらも1万円以下で手に入るコニャックとしては至高の一品で間違いないです。

参考:→ラニョーサボランの特徴とラインナップ

参考:→ラニョーサボランレゼルヴスペシャルのレビューと感想

初心者おすすめ1位
ジャンフィユー トレヴィユーXO EXTRA

おすすめ第1位はジャンフィユートレヴィユーXOです。ー平均熟成23~25年のグランドシャンパーニュ産ブドウ100%のコニャックです。

このトレヴィユーはおよそ25年くらいの熟成と言われていますが、この段階で既にジャンフィユーのフラッグシップボトルであるレゼルヴファミリアル(50年熟成)の片鱗を見せ始めています。チョコレートのように舌の上に乗るオイリーさ、スパイス感としてはクローヴといった香味を感じます。それが喉を通じて余韻として戻ってくる。 25年熟成としては圧倒的に完成度の高い味わいを持ったコニャックです

参考:→ジャンフィユー トレヴィユー XO エクストラのレビュー・感想

予算に上限がないのであれば・・・

初めてのブランデーでも特に予算に上限がないようであれば当サイトのおすすめブランデー総合ランキングを参考にしてみて下さい。特に「ジャンフィユー レゼルヴファミリアル」「 フランソワヴォワイエ エクストラ」や「ラニョーサボラン フォンビエイユ No.35」といったラインナップは最高のブランデータイムを提供してくれる至高のコニャックです。

参考:→2022年版ブランデー総合ランキング

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